内容説明
仏教の科学性を唱え、21世紀に仏教を伝える。仏教の立場から「心」というテーマで現代科学との同一性をさぐり「縁起」「業力」「空」「死後の世界」などを論じる。
目次
1 物理理論のなかの仏教
2 仏教の捉え方の誤り
3 宗教と科学の同異について
4 縁起と量子の二重性
5 心と電気エネルギー
6 大脳の化学反応と自意識
7 自我とカルマの発生
8 量子論における心
9 進化と電気エネルギー
10 カオスが意志を決める
11 21世紀への対応
著者等紹介
日比宣正[ヒビセンショウ]
1932年横浜市に生まれる。’53年立正大学仏教学部仏教学科卒業。’64年立正大学大学院博士課程卒業、文学博士。’69年同大学仏教学部助教授退職、現在、日蓮宗樹源寺住職。専門は中国天台学。著書に「唐代天台学序説」(’66年)、「唐代天台学研究」(’75年)
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