内容説明
終戦後、モンゴルに抑留されていた2年半の間故郷を偲びながら、北極星を眺めていた…父母へ感謝、誕生の喜び、学生時代の思い出、戦争体験の厳しさ、仕事への情熱と退職時の動揺、そして老人の友情と哀愁等々。現代社会が忘れてしまった大切な心が、この中にあります。
目次
太平洋戦争を体験して
父母への想い
仕事への想い
想い出
旅の想い
種々雑多
著者等紹介
平山秀一[ヒラヤマヒデカズ]
大正11(1922)年2月10日、岡山県勝田郡北吉野村に生まれる。昭和9(1934)4月、岡山県立津山中学(現津山高校)に入学。昭和15(1940)年4月、東京高等歯科医学校(現東京医科歯科大学)に入学。昭和18(1943)年9月、東京高等歯科医学校を卒業。11月、岡山歩兵第一五四隊に現役入営。昭和19(1944)年2月、東京陸軍軍医学校に入校。11月、中国三江省佳木斯(ジャムス)歩兵第十連隊に転属。昭和20(1945)年3月、満州国(中国東北部)の承徳陸軍病院付陸軍軍医少尉となり、万里長城付近の国境を転戦。8月、終戦時、中国軍の捕虜となり、モンゴルで抑留状態となる。昭和22(1947)年11月、抑留を解かれて、日本に帰国した。体と精神の消耗が著しくて、休養(ぶらぶら)していた。昭和24(1949)年6月、岡山県勝田郡勝田町真加部で、歯科医院を開業。昭和26(1951)年10月、結婚。昭和47(1972)年3月、勝田郡勝北町日本原(実家)に歯科医院を移転。平成7(1995)年9月、一度目の脳梗塞発作のため、歯科医を休業。平成9(1997)年3月、二度目の脳梗塞発作のため、歯科医を廃業
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