青春のヒマラヤに学ぶ

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  • サイズ B5判/ページ数 272p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784835510859
  • NDC分類 292.58
  • Cコード C0095

内容説明

二十余年前、「この指止まれ」で集まった、若きヒマラヤ登山隊があった。大岩壁登攀中、懸垂氷河崩壊雪崩の爆風を受けて遭難。3隊員が死亡した。筆者はその最高責任者、隊長であった。山を離れ設計に埋没しながらも、心に抱き続けるヒマラヤ登攀の精神!17年後自らの子を失う親の悲しみは、遭難した友の親心に重ね合わさった。困難と悲しみの中ではいつも青春のヒマラヤに立ち返り、死を超えて見つめ続けた生きることの意味!今、山登りを通して思考する、精神の受容と環境問題。ヒマラヤから21世紀へのメッセージ、「環境デザイン」を提唱する。

目次

第1編 青春のヒマラヤに学ぶ(ヒマラヤの贈りもの;息子たちへのメッセージ;山登りに願う文化的発展;偶然と必然 ほか)
第2編 未踏の大岩壁P29南西壁登山―1978年の記録(登山報告(登山概要;国内準備から出発へ ほか)
登山資料(エンジン・ウインチの報告―本田技研工業(株)殿
エンジン・ウインチ計画 ほか))

著者等紹介

田中文夫[タナカフミオ]
1946年、神奈川県平塚市生まれ。県立神奈川工業高等学校電気通信科卒業。以降山登りを始める。登攀とともに思索を好み、雑誌「山岳展望」第二次編集同人参画。74年以降ヒマラヤへ。80年、「ヒマラヤの贈りもの」(非売品)を発刊。80年~90年代は設計業務に没頭、山から遠ざかる。神奈川県立歴史博物館/かながわアートホール/三ツ沢公園球技場/横浜港シンボルタワー/横浜市栄区役所/その他多くの電気設備設計を行なう。89年、創設第1回・建築設備士試験、第1号試験合格。91年、(株)システム・デザイン設立、代表取締役。96年、(社)日本設備設計事務所協会、設備設計CAD・FD受け渡しの取扱ガイドライン検討委員会、主査で(案)の起草とまとめを行なう
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