内容説明
神経症はいかに治療されるか!?神経症が社会全体に蔓延し、まさに「神経症の時代」と称すべき現代社会―。注目を集める「森田療法」を俎上に乗せ、その治療法に原理的な検討を加える。弁証法による粘り強い論理展開によって、人間の「こころ」のあり方を解明する注目の書。
目次
第1章 恐怖の観念
第2章 弁証法とは何か
第3章 神経症の発症
第4章 神経症の逆療法
第5章 「あるがまま」は消極思想である
第6章 精神分析を批判する
第7章 感情の弁証法的解明
第8章 幽霊恐怖症を如何にして治すか?
著者等紹介
河村正一[カワムラショウイチ]
1923年山口県光市に生まれる。島田尋常高等小学校卒業。上京し、労働学校において歴史・経済・哲学を受講。その際、とくに宮川実の懇切なる指導をうける。著書に『美の原理』―弁証法にもとづいてを図書出版より刊行
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