内容説明
無名の看護予備校に夢を託した二人の男を引き裂いたものは…日本人のメンタリティーを静かに問いつめる異色の長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sayusayusayu
5
かつての予備校恩師惣川徹先生の小説。以前、看護医療予備校で同期だった友人から紹介され、Amazonで1円で購入した。予備校が舞台の横領事件がベースになっている。設定は問題ないが、はなはだ無意味な予備校生の登場が気になる。本編に無関係すぎるし、キャラクターに深みがない。かなりの厚みがあるが内容的には短編小説がふさわしい。何より人物にも風景にも描写が浅すぎてどうにも読めない。けなしてばかりですいません。けれど惣川先生未だにはっきりくっきり覚えてます。主役の祐二そのままの優しい先生でしたね!お会いしたい2014/10/05