内容説明
一文に大千の経巻内容を収めた深遠な仏典原文を解読、現代に展開する。現代の言葉で綴る平易な解説内容ながら、仏教のエッセンスを余すところなく伝える実践的指南書である。
目次
第1章 仏法と世間法に認められるいくつかの共通点(運・不運の生ずる要因について;経営で利益が生み出されるプロセスと仏法で功徳が生み出されるプロセスの共通点;知恵・善意ということも法にのっとると力を発揮する ほか)
第2章 財施と法施(財施とは;法施とは;財施と法施の絶大なる効力を示した仏典文の数々)
第3章 法華経の文からブッダの真意を考える(はじめは悪そうでもあとからがよい。法華経は人々の体験の中でこのような実感をもたらす経典;「諸仏の所為は、いまだかって空しくすぎず」;おのおのが歩む道を最大限、尊重する「桜梅桃李」の原理 ほか)
第4章 Q&Aで「神通力」と「三身」を語る(神通力は仏道修行の功徳・果報そのもの;ブッダはなぜ、神通力を得るために仏道修行をしてはならないと述べたのか;五神通と六神通 ほか)
著者等紹介
岩立正文[イワダテマサフミ]
1950年東京に生まれる。仏教哲学を学術的・論理的に研究する一方、音楽、パソコン等、幅広い趣味を持つ。常に大衆生活に有益なものを見出そうとする観点に立って、種々の研究に励む。今後は本書の続巻ならびに「法華経の研究」を刊行予定
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