内容説明
自分が自分であるために“雪鬼”の呪縛から逃れたはずの菜都子。だが“雪鬼”との対峠こそが、本当の自分を見つける手だてであった。母親の呪縛から逃れる事が出来なかった菜都子は、その母の死をきっかけに思いもよらなかった自らの出生の秘密に触れ、その過程で不登校の娘とも心を開いた対話ができるようになっていく。
自分が自分であるために“雪鬼”の呪縛から逃れたはずの菜都子。だが“雪鬼”との対峠こそが、本当の自分を見つける手だてであった。母親の呪縛から逃れる事が出来なかった菜都子は、その母の死をきっかけに思いもよらなかった自らの出生の秘密に触れ、その過程で不登校の娘とも心を開いた対話ができるようになっていく。