出版社内容情報
緊急復刊!! だれも子どもを傷つけないで…。
子どもが児童虐待を知り“虐待を乗り越える”ための絵本。
2016年に復刊ドットコムより復刊された『いいタッチわるいタッチ』に続く、<だいじょうぶの絵本>シリーズ第2弾! 児童虐待をテーマにした教育絵本です。悲しいことながら、児童虐待によって子どもが被害を受ける事件が後を絶ちません。
この絵本は、両親に虐待を受けているちびくまが、友だちのたろくまと医者のやぎ先生に支えられて、心の傷を乗り越えていく物語です。
虐待を受ける子どもは、「自分が悪い子だから、おしおきをされるんだ」と罪悪感を感じています。そして、子どもはそれを相談したり、訴えたりするすべを知らないのです。
本書では「あなたはちっともわるくない」ということを伝え、誰かに相談したり逃げても良いのだということを教えます。また、周囲の人が早く虐待に気づき、どうやって助けてあげられるかを考える大切さも説きます。
虐待は、する側もされる側も「心にトゲがささっているんだよ」と、やさしく教えてくれる1冊。
巻末には、解説と「児童虐待防止法」を収録。
ご家庭、幼稚園、学校で…。ぜひ読み聞かせていただき、子どもを児童虐待被害から守りましょう!!
※本書は、2001年・岩崎書店刊『あなたはちっともわるくない』を底本に、再編集して復刊するものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
22
【再読】大人たちに訴えかける絵本です。心にトゲが刺さらぬように、子どもたちに危害を加えないように、考えさせられます。2021/10/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
だいじょうぶの絵本1巻め。虐待について。親からの虐待は、親が悪いのではなく自分が悪い子だから、と思っている子が多く、家庭内のことはなかなか分かりにくいのですが、子どもが発する(言葉にはなかなかできないので態度や身体で)SOSを気づいてあげる大人でいたいです。2021/06/23
ヒラP@ehon.gohon
16
児童虐待を考える絵本です。 虐待をする親も、虐待される子も、心にとげが刺さっているというたとえはよく解ります。 そして、ちびくまくんがちっとも悪くないこともよく解るのですが、どうしたら良いかが、ちょっと弱いと思います。 この絵本を手にする親は、ここまで子どもを追いつめないでしょう。 他人の子だったら? 解決策を考え、行動できる大人でありたいとは思います。2020/07/18
ケニオミ
8
絵本にしなければならない程、子供に対する暴力が蔓延しているのでしょうか。たぶんそうなのでしょうね。本のタイトル通り、親から虐待を受けても、子供は自分が悪いからと考えがちなため、自分は悪くないと思わせ、死を招くような虐待から逃げることを促すことが本書の目的でしょう。2019/08/02
猪子
6
児童虐待がテーマになっている絵本。クマのキャラクターのお陰でマイルドになっているけれど、なかなかショッキングな内容。子供に乱暴な口をきかれると、こちらもイライラ〜としてしまうので気を付けなければと思いました。2022/01/07
-
- 電子書籍
- 07-GHOST: 5 ZERO-SU…