出版社内容情報
二木真希子[ニキマキコ]
著・文・その他
内容説明
名アニメーター・二木真希子が残したオリジナル絵本「小さなピスケ」シリーズ。多くのファンからの熱いリクエストによりついに新装刊行決定!
著者等紹介
二木真希子[フタキマキコ]
愛知教育大学美術課程卒業後、テレコムアニメーションフィルムを経て、1991年にスタジオジブリに入社。特に動植物の描写を得意とし、数々のアニメーション原画を手がける。2016年5月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
41
「お父さんも、お母さんも、そのまたお父さんもお母さんも、ピスケの年になったら、一人で旅をして、自分で、住むところを決めたんだ」 ■可愛らしい冒険のお話を読みました。ふさふさなしっぽと ふさふさなたてがみが素敵な とっても小さなピスケが、はじめての旅に出ます。■お父さんお母さんのお家、可愛いなぁ♡ 見上げる草むらや、丘の上から臨む開けた草原、流れる雲や、時間の流れなどの自然の描写が生き生きとして。■自分だけの心地よい場所が見つかって、ピスケ 良かったね (ღ′◡‵) (1993年。2018年 改訂版)(→続2018/11/28
ふじ
22
ジブリのアニメーターであり、守り人シリーズの挿絵を手掛ける方の絵本が復刊ドットコムで。良い世界観を存分に堪能しました。まさに「絵」本。家を出て新たに生きる場所を見つけるまでの物語。シリーズ1冊目。2018/12/22
らじこ
19
ここからピスケは始まったのか、と感慨深い思いで読んでしまったのは、2作目を先に読んだからだろう。ピスケが自分の生きる場所を見つけるまでの冒険が描かれているのだが、読んでいると、ピスケの生き方が好きになる。この物語にこめられた愛情に惚れ込んでいく。孤独な人にこそ物語はよく効く、とわたしは思う。物語は、人生に変化をくれるものではないかもしれない。でも、確実に、そっと、人生に寄り添うのだ。心に寄り添い、心を豊かにしてくれる。この物語はそんな愛情に溢れている。2020/05/08
ぽてちゅう
18
一人で旅して自分で決める自分の家。親元を離れ大人の階段を登り始めるピスケ。目の前には高く澄んだ空、だだっ広い大地、明るい未来が開けてます。旅の途中、自然の力に抗えず荷物を失ってしまうピスケですが、お父さんお母さんが持たしてくれた、小さき弱き者(虫たち)を助ける優しい気持ちはしっかり身に着けていました。「ここに住んでもいいですか。」自分の家にと望む木にご挨拶。奮闘の末居心地の良くなった家での一服のお茶は、格別の味だったでしょうね。2021/01/23
風里
18
復刊するのがわかる、素敵な絵本。 絵本なだけでなく、小学生向けの図書にしてもいいと思う。 冒険の果て、自分にとって大切なものは何かに気付けば、地に足つけて丁寧に暮らせるのだ。2019/01/19
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