内容説明
手塚エロティシズムの頂点とも呼べる「奇子」(雑誌オリジナル版)が、ついに刊行!「ビッグコミック」(小学館)1972年10/25号~1973年6/25号連載時のページネーション、“幻の別エンディング”収録など、ファン必読の逸品!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
蝉、ミーン ミーン 眠ス
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初めて雑誌掲載時の結末を目にしたが、奇子を奇子と知っている人間が側にいる限り彼女が天外の呪いから解放されるとは思えないし、既存の単行本に収録されている結末こそが彼女にとってのハッピーエンドなのでは。2018/01/08
KaNa
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雑誌掲載時のラスト読みたさに衝動買いしましたが、大満足! 休暇の崩壊の後、女性だけが生き延びるエンドは、穏やかな希望に溢れていました。発表年代はもちろんずっと後ですが、桜庭一樹の「赤朽葉家の伝説」をちょっと想起させる雰囲気。先に読んでた単行本版のエンディングの「滅び」の雰囲気とは真逆でした。 あと、作中に出てくる女性の着物の衿元の角度が素敵。2017/12/28
りりり
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とても面白かった。ハラハラドキドキ、最後までどうなるんだろうという気持ちで読んでいた。 実は今感想を書いているオリジナル版を読んだのではなく、書籍版の方を読んだのだが(検索して出てこなかった)、結末が違うらしく。オリジナル版の方は唐突だがハッピーエンドで、そちらも読みたくなった。 書籍版の方は後味の悪い終わりだが、カラマーゾフのような人間の業を書きたかったという手塚の思想が色濃く反映されている最後だなと。読み終わったあとも、この登場人物たちはこの時代はどうすればよかったのだろう?という余韻を残してくれた。2023/04/15
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