内容説明
連続幼女殺人事件が発生。登場人物たちのうち、いったい誰が犯人なのか!?謎と笑いに満ちた傑作推理劇の表題作ほか、フランツ・レハールの名曲「メリー・ウィドウ」を過激な歌劇に書き換えた単行本初収録の『フリン伝習録』、幻のドラマ企画シノプシス「水中殺人」、日本SF史をも辿れる「筒井康隆マル私写真館」と、充実の内容!
目次
1 スイート・ホームズ探偵(スイート・ホームズ探偵;ひとり;俊徳丸の逆襲 ほか)
2 フリン伝習録(フリン伝習録;怖がる役者;水中殺人)
3 関連エッセイ(ぷろふぃーる(納谷六朗)
ぷろふぃーる(奥村公延)
SF作家の古典がえり ほか)
著者等紹介
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年、大阪生まれ。同志社大学文学部卒。乃村工藝社勤務を経て、デザインスタジオ“ヌル”を設立。60年、SF同人誌「NULL」を発刊、同誌1号に発表の処女作「お助け」が江戸川乱歩に認められ、「宝石」8月号に転載された。65年、上京し専業作家となる。以後、ナンセンスなスラップスティックを中心として、精力的にSF作品を発表。81年、「虚人たち」で第9回泉鏡花賞、87年、「夢の木坂分岐点」で第23回谷崎潤一郎賞、89年、「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成賞、92年、「朝のガスパール」で第12回日本SF大賞、2000年、「わたしのグランパ」で第51回読売文学賞を、それぞれ受賞。02年、紫綬褒章受章。10年、第58回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
75
面白かったです。短い戯曲と関連エッセイですが、奇想天外な空気は流石筒井サンと言いたくなりました。日常を題材にした戯曲でありながら、日常をはるかに凌駕したところにある世界。関連エッセイを読んでようやく戯曲の意図が汲み取れたような気がしました。巻末がちょっとした写真集になっているので、ファンとしてはたまらないです。2016/11/30
渡邊利道
3
表題作は84年。上品なダイングキッチンだけで登場人物が入れ替わり立ち替わり出入りするドタバタコメディ、作者お得意の技法でミステリもきちんと盛り込み大変面白いが、どうもマンネリ感もある。テレビ時代は芸が消費されるという話に成程と思った。「ひとり」88年一人だけの台詞劇でやはり巧い。「俊徳丸の逆襲」84は古典劇のパロディで、労作だとは思うけど面白いかというと微妙。「部長刑事〜刑事たちのロンド」スペシャル用テレビドラマシナリオで普段はちょい役の刑事たちによる台詞劇。これは見事な出来で傑作。是非ドラマも見たい。2017/12/14
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