内容説明
『タンゲくん』『きはなんにもいわないの』などで人気の絵本作家、片山健。その片山の代表的シリーズ「コッコさん絵本」の中の1冊。5作あるシリーズのうち、本書だけが手に入れられない“幻の「コッコさん」絵本”でした。読者の熱い期待に応えて、復刊がついに実現!コッコさんがお昼寝から覚めると、家の中はからっぽ。だーれもいません…。子どもの不安な気持ちを見事に描いた名作です。
著者等紹介
片山健[カタヤマケン]
1940年、東京に生まれる。武蔵野美術学校商業デザイン科を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
35
絵本。目が覚めて、みんなお出掛けしていたら寂しいし怖いだろうなと思った。子どもより、大人の心に響きそう。2015/10/01
anne@灯れ松明の火
24
南の南の隣市、新刊棚で。復刊ドットコム。お昼寝から目覚めたら、お母さんが買い物にでも行ったのか、だーれもいない。 コッコさんの不安な気持ちが伝わってくる。ラストの気持ちもね! 2015/12/08
ツキノ
15
コッコさんシリーズでこれだけ絶版だったそうで。復刻版。福音館から復刻ではないのはオトナの事情があるのかな?お昼寝から目が覚めたら「だーれもいない」うーん、この不安感、なんだか覚えがあるような。コッコさんは3~5歳くらいだろうか。この年代、親の居場所がわからない、というのがいちばんの不安要素であろうと思う。夕方、季節は秋なのかなあ。朱色と緑の地味な感じの色合いがおはなしの内容にぴったり。傑作です。2015/11/07
ヒラP@ehon.gohon
9
気がついたら家でひとりぼっちになっていたこっこさん。 不安いっぱいの気持ちが伝わってきました。 不安だから、時間は長いし、普段気にならないことが気になってしまって、だんだん怖くなっていきましたね。 買い物から帰ってきたお母さんの胸で破裂してしまったこっこさん。 わかるわかる。 絵も不安感いっぱいの感じがしました。2015/12/08
ツキノ
9
三男に読む。コッコさんは何歳くらいか訊いてみたら「3歳」と言っておりました。2015/11/08