内容説明
「おとうさんきになって」とねだるすーくんに応え、木になりきったおとうさん。なにを話しかけられても、ただ声にならない声で(きはなんにもいわないの)と言うばかり。Eテレ「てれび絵本」でも紹介された“父子名作絵本”が、ついに復刊!広松由希子(絵本評論家)が選んだ「ずっと残したい絵本」第1弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
28
面陳してあり、タイトルが気になって。お父さんに「きになって」とねだった、すーくん。お父さんは、すぐに木になってくれた。うまく木登りできない すーくんが話しかけるが、黙ったまま、「木は何にも言わないの」と心で伝える。すーくんは、ひとりで頑張ってみる。なかなか思いつかない設定で、お父さんと子どもの心のふれあいが描かれている。父の日のおはなし会にいいかも。2020/10/31
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
25
公園でお父さんに木になってとねだる。お父さんは木になってくれたが、ジーっと黙っている。父の存在ってそんな感じで、それをうまく表現したように感じた。捉え方次第で色々感じるものが違うだろう。自然を表現しているようにも感じた。2020/03/15
かおりんご
20
絵本。紹介されたので読んでみました。お父さんがいいなぁ。木になりきってくれるのが素敵です。そろそろ親って漢字をするので、立って木を見ると教えるときに使おうかな?読み聞かせる予定。2017/06/16
かおりんご
19
読み聞かせ(94)お父さんが木になるのが不思議で面白かったようです。ちょこちょこ笑いの種もふくまれていたし。途中からみんなで『きはなんにもいわないの』と、ささやいてくれました。2017/07/03
S.Mori
15
これは本当に良い絵本です。素朴で瑞々しいタッチの絵が、物語を引き立てています。お父さんが木になると言うアイディアが素晴らしいです。黙って何も言わないけれど、子供のことを見守るお父さん。父親の理想の形が描き出されています。ここで描かれる男の子の小さな冒険は胸に躍るもので、男の子を成長させます。はらはらしても見守り続けることが親の本当の愛情です。2019/11/08
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