著者等紹介
寺村輝夫[テラムラテルオ]
1928年東京都生まれ。早稲田大学卒業。文京学院大学名誉教授。「ぼくは王さま」で第15回毎日出版文化賞受賞。国際アンデルセン賞優良賞、講談社出版文化賞絵本賞、1984年独特のナンセンステールズで子供の文学の世界を広げた功績により、第17回巌谷小波文芸賞を受賞。2006年没
安野光雅[アンノミツマサ]
1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家。山口師範学校研究科修了後、約10年間小学校で教鞭をとる。1968年絵本『ふしぎなえ』(福音館書店)を発表。国際アンデルセン賞ほか国内外の数々の賞を受賞。1988年紫綬褒章受章。2012年文化功労者に選ばれる。2001年春故郷に「安野光雅美術館」が開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
114
不思議な童話ですね。大人の鑑賞にも耐える感じがします。時間や、ここに出てくる動物たちはかなり不思議な感じがします。よく考えると哲学的な要素もあるのではないかと思います。つい昨日ジョニー・デップの「アリス」を見たのですが時間が主題でそれに通じるような気もしました。安野さんの絵も素朴な感じが出ていいと思いました。2016/07/02
けんとまん1007
17
何とも、不可思議なテイスト。単なるゴロ合わせのような読み方もできるし、深く考えると哲学にも通じるものがあるようにも思える。最初あ屁理屈かなあ~と思っていたら、何となくリズム感もでてきて、それはそれで馴染めた。果たして、ここに登場する動物たちは、いったい、何を象徴しているのかなあ~。それも楽しみかも。2016/06/08
mntmt
13
挿絵が安野光雅さんだ!と思い、読みました。2021/07/22
鬼平
6
孫の読書感想文のために、図書館で借りて、しかも読み聞かせです。じじばかですね。でも面白かったですよ。2017/08/26
timeturner
6
ケストナーの『五月三十五日』のパクリかと思ったら、パクリもなにもストーリーらしいストーリーがなかった。作者はいったい何を言いたかったんだろう? 安野光雅さんの挿絵は切り絵みたいでお洒落だったけど。2015/02/09




