著者等紹介
鈴木力衛[スズキリキエ]
1911‐73年。1936年東大仏文科卒。1937‐39年日仏交換学生としてパリ大学に学ぶ。帰朝後、アテネ・フランセ講師をへて、1950年学習院大学教授。この間、東大、慶大、早大、明大等の講師を歴任。モリエールを中心とするフランス文学・演劇についての著・訳書多数。1958年岸田演劇賞受賞。『ダルタニャン物語』の訳業により第6回(1969年度)日本翻訳文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tyfk
1
「この新しい国王は、血統の点で、もう一人の国王に劣らず正統なのだ。イエズス会の管区長がものの見事にやってのけたクーデターに加担するのを拒んだのは、まことに愚かしいかぎりであり、これでは永久に政治にたずさわる資格はないと言わねばなるまい。」p.582022/09/25
Yasu
1
ついに完読。 帯に「ポルトスは壮絶な最後を遂げた。アトスはラウルの跡を追うように永遠の眠りにつく」なんて書かれたのを見るとしばらく本書を手に取ることができなかったが、実際読み始めると約30年にも渡る友情の集大成にもなっており過去のエピソードが思い出された。ポルトス、アトスの死は読んでいてもショックだがポルトスの遺言には感動のあまり鳥肌が立った。 ダルタニャン物語‼ 「三銃士」はあまりにも有名だがその続編「二十年後」「ブラジュロンヌ子爵」がほとんど日本人に読まれていないのは残念だし、もったいないとも思う。2014/11/14
みんみん
1
銃士たちの最期が圧巻でした。ポルトスの死を悲しむアラミスのシーンに感動した。すばらしい友情物語。最後まで読んで本当によかった!でもラウルが、なんか非常に悲しい…。
空飛び猫
0
一つの時代の終焉。 それぞれの生き様。2012/10/27