著者等紹介
鈴木力衛[スズキリキエ]
1911‐73年。1936年東大仏文科卒。1937‐39年日仏交換学生としてパリ大学に学ぶ。帰朝後、アテネ・フランセ講師をへて、1950年学習院大学教授。この間、東大、慶大、早大、明大等の講師を歴任。モリエールを中心とするフランス文学・演劇についての著・訳書多数。1958年岸田演劇賞受賞。本書の訳業により第6回(1969年度)日本翻訳文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tyfk
3
だいぶ史実に沿ってる 「やがてマザランが死去した。フーケ自身は、政府内でも有名な政治家となった自分こそ、政府の頭首になれると期待していた。しかし、彼の隠しようもない野心をルイ14世は不快に思っていた。さらにコルベールは、フーケの欠点や、フーケが関った最悪の事例を洗い出し、それをルイ14世に報告した。この報告や、フーケによるとんでもない支出額を眼にして、王の不信感は増していった。フーケは、万一罷免された際の避難場所としてベル島の港を買いつけ、島の要塞を強化した。2022/08/25
グワカマーヨ
1
フーケ対コルベール、若者たちの恋、この先も目が離せません。2017/10/19
Yasu
1
マザラン枢機卿が他界し、ルイ14世による新政が始まる。王とダルタニャンの謁見、フーケ財務卿の陰謀、ダルタニャンとアラミスの駆け引きと読み応え十分の1冊!!そして、フランス王室に新たな混乱の火種が!!2014/07/23
723
1
ついに新政開始。ラウルはどうなってしまうんだろうか… またポルトスやアラミスと逆の立場になってしまったアニャン氏だけど、例に漏れず策士だなあ。ポルトスがちょっとのんきで癒される。2012/09/18
みんみん
1
ダルタニャンがやっと銃士隊長に。アニャン氏の調査とアラミスとの駆け引きが面白い。2012/07/28