内容説明
運命の枷につながれた、儚き命たち。不思議な遺伝子を持つために、人里離れた山奥に隔離された美しき双児。子守唄にのせて語り継がれる隠れ里の伝説。
著者等紹介
佐々木丸美[ササキマルミ]
1949.1.23~2005.12.25。北海道当別町出身。北海道立当別高校卒。北海学園大学法学部中退。1975年、「二千万円テレビ懸賞小説」に佳作入選した『雪の断章』(講談社刊)でデビュー。物語同士に何らかの関連性を持たせ奥行きがある独自の作品世界を築きあげた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あかぽち
9
隠れ里の屋敷に住む双子の少女。彼女たちのヒミツを隠すため、守るために尽くす屋敷の人々。代々受け継ぐ血筋の不思議を幻想的に、時には狂気的に書かれていました。愛っていろんなカタチがあるけれど、ここまで純粋な想いだと最強です。いつまでもいつまでも、血を受け継ぐ子供は守られていくんだろうな。なんだか自分の先祖にもお礼を言いたくなる。誰もがみんな、形は違えど守られてるって思うから。2016/02/09
tow
8
また泣きながら読むという。新海監督がアニメ化してくれたら、絶対いいと思わない? きれいな隠れ里を描いてくれそう。どの本読んでもこれが一番好きかもと毎回思う。2019/07/18
tow
5
夜勤に次々と読了。どこを読んでも泣いちゃう(o´艸`o)♪2022/10/27
tow
5
ひぎこさんのとこをゆっくりと。2020/04/10
tow
4
冒頭10ページ程からもう泣きながら読了。何度読んだか泣いたか忘れたけど、人生のバイブルは佐々木丸美。2023/11/13
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