内容説明
歌劇界での成功を夢見る一谷黎。そんな彼の前に突然現れた少女・夕香は女優として稀有な才能を秘めてた。ともに夢を追いかける二人だが、やがて哀しい予感に包まれてゆく…。「鶴の恩返し」をモチーフに描かれた、ひと時の愛の物語。
著者等紹介
佐々木丸美[ササキマルミ]
1949.1.23‐2005.12.25。北海道当別町出身。北海道立当別高校卒。北海学園大学法学部中退。1975年、「二千万円テレビ懸賞小説」に佳作入選した『雪の断章』(講談社刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tow
7
昔、読んだきりだったのだが、不意に思い立って再読。元崎さんは、元崎さんなんだろうか。次郎さんって、まさか。伝説の里って、そうなの? とシリーズ全部全部読み直したくなる一冊。満足。2023/11/12
YH
2
うーん、微妙だ。文中の詩がなんていうか、ちょっと・・・。あと、芸能界というかその辺りの描写が本当、イマイチ。こういう作品よりも孤児シリーズとか館シリーズの方が好き。2012/07/25
Eiko
1
「鶴の恩返し」のリメイク版。設定に明らかに無理があるだろう・・・というのは目をつぶって(笑)。20年ほど前に読んで記憶に残っていた印象的なシーンは、本筋とは外れた脇役中も脇役の「近所のオバチャン」がラジオのリクエストを書くシーン。今回読み返してみて、案外サラッと書いてあるシーンなのに驚きました。どうしてこんなに記憶に強烈に残っていたのか・・・。そういう、人生の中ですれ違うだけの人にもそれぞれの歴史がある、という(当たり前の)ことに改めて気がついたせいかな・・・。2015/08/13
鹿屋
1
濃うございました。2004/10/03
すばる
1
えっ、これで終わり?2012/03/20