内容説明
山にはひみつのでんわがあるんです。子ぎつねのコンタロウとおじいさんをつなぐ、不思議なでんわのひみつとは…。
著者等紹介
安房直子[アワナオコ]
1943年、東京に生まれる。日本女子大学国文科卒業。大学在学中より、山室静氏に師事し、創作にはげむ。『さんしょっ子』(小峰書店)で第3回日本児童文学者協会新人賞を受賞。その他、小学館文学賞、野間児童文学賞、新美南吉児童文学賞、ひろすけ童話賞など数々の受賞歴がある
田中槇子[タナカマキコ]
1942年、東京に生まれる。武蔵野美術大学卒業後、グラフィックデザイナー、アートディレクターを経て、現在、絵本、挿絵画家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いよの缶詰め
4
ふとんやを営むおじいさん。そこに布団を買いに来たのは男の子(狐のコンタロウ)。のばらに姿を変えるふとんや花の電話。憧れがてんこ盛り。早くおじいさんと会えるといいね、コンタロウ2021/07/08
りお@積読本増加中
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花の電話、してみたいですね。安房さんのほっこりするお話。2017/01/12
プリムローズ
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子どもの時は、ただ素敵な話だなあ、と思っていた。けれど、大人になって読むと、子狐の発言の中に、両親を失った悲しみが少しこぼれていて、ただ楽しいだけではないのだなあと。こうした美しく楽しい魅惑的な中に、悲しさや切なさのスパイスが混じっているところが、さすが安房さんだなあ、と思う。2013/05/19
momo
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幼い時、祖父に買ってもらった思い出の本。今でもずっと内容覚えてるほど好きです。四季折々に変化するこたつ布団、ワクワクします。
mame
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こぎつねコンタロウと、独りぼっちのおじいさんの、ほんわか温かくなるおはなし。コンタロウからの花電話を心待にするおじいさんも可愛らしい。2018/10/30