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あけるな

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 30cm
  • 商品コード 9784835442679
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

「あけるな」「あけるなったら」「あけるとたいへん」「あけてはいけない」…、扉のその先は?とびらってのはね、あけるためにあるんだよ。扉の絵本。

著者等紹介

谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京に生まれる。東京都立多摩高等学校卒。『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、『月火水木金土日の歌』でレコード大賞作詞賞受賞

安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野に生まれる。ケイト・グリナウェイ賞特別賞、最も美しい50冊の本賞、ボローニャ国際児童書展グラフィック大賞、『旅の絵本』での国際アンデルセン賞など多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

176
頑丈に閉じられた扉は開けられるためにここにある。限られた人だけが進むべき入口なのだろう。谷川俊太郎さんの言葉から生まれる世界から、安野光雅さんの絵の世界へと時空を超えて導かれていく。新しい世界へ足を踏み入れるとき、戻れない恐れ、閉じ込められる恐れを感じる。頁を捲るたびに感性が歪んでいく。闇の色が落ち着くかのように夕暮れの恐怖を感じてしまう。扉の先にある扉。二人の感性を行き来しながら、やはり戻ることのできない絶望感に襲われる。だから開けるなと言ったんだ。開けたからには記憶に深く刻まれてしまうのだから。名作。2025/03/13

シナモン

176
「あけるな」と言われるとつい中を見たくなる。扉から扉へ…。ほっとしたりぎょっとしたり。緊張しながらページをめくる。ちょっと怖くて不思議な絵本でした。2021/01/14

172
怖い絵本。絵がきれいでした。開けたらいけない扉を開けてしまうと行き着く先は途中の展開からは想像していなかったまさかの場所でした。開けるなと言われると開けたくなる心理をついたストーリーでした。2021/03/02

seacalf

144
筋金入りの天の邪鬼でない限り、あけるなと言われたら開けてしまうのが人の性なんだろうなあ。とはいえ、知らなくたっていい事もこの世の中には沢山あるのかもしれない。それで思い出したのは、ちょうど今オンエアされているサッポロビールののCM。『嘘は必要ですか?』との妻夫木君からの問いに『今の時代、必要なんでしょうね。自分も本当のことを知りたいって、あまり思わなくなったね』と答える細野晴臣さんのセリフが印象的。知りたくて知りたくて止まらなくなった先にあった真実を見てしまった時、細野さんのセリフを思い出してしまった。2019/10/23

masa@レビューお休み中

136
噂には聞いていたが、これは怖いですね。扉には「あけるな」と書いてあります。何の説明もなく、ただ目の前に突きつけられた扉と、あけるなの文字。もう、これだけで背筋がゾワゾワと寒くなってきます。けれども、主人公はそんなことお構いなしに、どんどん、どんどん目の前に現れる扉を開けていきます。最初にも書きましたが、これ本当に怖いんですよ。別に人が傷ついたり、殺されたりはしないのに、扉の先に進めば進むほど、心臓の鼓動は速くなり、嫌な汗がでてきます。人は、開けるなと言われると、開けたいという衝動に駆られてしまうんですよね2013/04/04

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