内容説明
幼いころ仲良しだった、キッコたち４人姉妹は今ではすっかり冷え冷えとした仲になってしまった。キッコが明るく振舞ってもだれも答えてくれない。悪魔はいつの間にか、そんな姉妹に目を付けていた。しかも、人間を小さくする薬を発明して、びんの中でまるで熱帯魚のように住まわせようというのだ。新装復刊。さし絵はぜんぶ彫り下ろし版画。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アマリリス
2
小学生の頃、図書室で読んだ本。禁帯出本のコーナーにあったので図書の時間にしか読めなかった。多分当時既に絶版本だったからであろう。その後、どうしても読みたくて、時折探していたけれども見つからず。数年振りに探してみたら復刊版が出ていてようやく入手。新版は作者本人の挿絵で、それはそれで味わい深いのだが、やっぱり旧版のスズキコージの挿絵の方が悪魔モロイの色気があって好き。2018/07/16
yukin*
2
読書感想文の為に、息子が借りてきた。何をどう書けばいいかわからないというので、内容を把握する為に読んだ。すっきりしない終わり方なので、感想文を書くにはどうかな…って話だった。瓶の中に入ってしまうのは、今は子供だけでなく、大人も同じ。2012/08/22
よじ
1
子どもの図書室本。読んでみてといわれたので、サクッと詠んでみた。悪いことをたくらむ悪魔に立ち向かう女の子。ファンタジーの要素で描かれてるけど、子どもをそそのかして悪さをする人間は身近にいるし、そんな人間についていかないようにと啓発しているようにも思えた。 学校がいやだとか、一人になりたいとか、その辺は昨今の子ども事情を反映させているんでしょうね。楽しく読めたけど、少し心が傷んだ。2020/12/07
和衛門
1
怖くて面白い。この怖さは、昔、仮面ライダーの蜂女を見たときに通じる。なかなか、はらはらさせてくれて、最初に大海本を読むなら今のところこの本じゃなかろうか。2015/02/02
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