内容説明
忙しい、といってかまってくれないパパとママにこどもたちが考えた苦肉の策は、魔法でママを増やしてもらうことでした。復刊絵本。
著者等紹介
大海赫[オオウミアカシ]
1931年、東京・新橋生まれ。早稲田大学大学院仏文研究科修了。長く学習塾を経営。やがて、童話制作に専念。現在、多摩センターで「リサイクルショップ魔女」を営んでいる。第44回児童文化功労賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onions55
6
復刻版を読みました。いつも忙しそうにしているママ。子供達はママが沢山増えたらいいなぁと思っていました。そこで近所に有名な少年魔術師のポケットくんが住んでいることを知ります。なんと、ポケットくんは魔術でママを6人に増やしてしまいました。実際増えると、どのママがママなのか、訳のわからない存在で、ブラックコメディとして楽しめました。大海赫さんの版画が、よりダークな印象をもたらしてくれます。2016/02/19
ガリレオ
5
ママが六人になるなんて考えられない!!お父さんが「ポケットくんと言うやつ姿は子供でも大人の化け物じゃないか?」と言ってたけどまさにその通りだと思う。2015/10/22
みちょ
1
三男が面白かった!と言っていたけど、自分で読んでみて、ちょっと疑問が…。それは、キミも、自分のお母さんが居たらな、って思ってるってこと?家族のことに忙しいのに、カルチャーセンター行ったりPTA行ったりって、すごく思い当たる…。2015/06/24
和衛門
1
おかさん1人が6人になり、そして待っていたのは現実問題。6人もいれば 、お金も6倍かかる。とうとう、6人の中から1名を残し他の5人は追い出されてしまう。でも、全員、同じ感情を持っている。少しづつ、6人の経験値がバラバラになっていく。子供が大人になることが描かれているが、ちょっとだけ説教くさくなってしまった。2015/02/21