内容説明
世界的な民話採集者ルース・マニング=サンダーズがよりすぐった王子と王女が登場するお話。やさしく、美しい心を持つ王子や王女が、知恵と勇気で乗り越えていく、夢あふれるロマンいっぱいのお話を収録。
著者等紹介
マニング=サンダーズ,ルース[マニングサンダーズ,ルース][Manning‐Sanders,Ruth]
1895年、イギリスのウェールズ南部のスウォンジーで生まれる。父はユニテアリアン教の牧師で、三人姉妹の末っ子。マンチェスター大学を卒業。コーンワル出身の画家、故ジョージ・マニング=サンダーズと結婚し、一男一女の母となる。著書は約80冊あり、そのうちの50冊ほどが民話関係で、民話再話者として世界的に有名
西本鶏介[ニシモトケイスケ]
1934年、奈良県に生まれる。児童文学や児童文化の評論、民話研究、童話や絵本の創作など幅広く活躍。昭和女子大学の名誉教授。各ジャンルにわたって著書は400冊を超える
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感想・レビュー
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たんたん
1
図書館本。子供の頃を懐かしむ気分で借りた。当時は、民話集や童話の、繰り返しのストーリー展開や、困った主人公を唐突に助けてくれる妖精の登場を楽しんだだけだったが、今読むと、それらが子供の興味を引いて、物語を印象づけるテクニックなのだなと感じる。2015/09/11
樒
1
再読。この中の『かえるの王女』が印象に残っていました。「つばめがかすめ飛ぶように」踊る、という表現も8歳当時、心弾んだのを覚えています。そんな風に踊りたいな、と。お姫様ものの1つ典型ですが、浮かぶ情景がとても美しいのです。ところで、化生ものは古今東西よくありますが、西洋は本来の姿が人間で日本は真実は動物、というパターンが多い気がします。文化的背景に興味があります。2009/09/29
あかね
0
再読。小学生の時の誕生日プレゼント。お気に入りで処分できなかったもの。初版の黄色い表紙のを所有。 いもむしのスリッパ…。どんな色だろうか、いろいろ想像したものです。2016/02/14
leaf
0
知っているお話が意外になかった。「白いねこと緑のへび」「かえるの王女」が良かった。「王女のスリッパ」は、途中の展開が、山姥から逃げる日本のお話にも少し似ている。世界中のいろんなお話に、そのころそれを伝達する手段がなかったにも関わらず、類似点が多いのはなぜなのだろう。2013/01/15
マニエル
0
3回め2009/08/10
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