内容説明
フトシは小学四年生。だれにも知られたくないヒ・ミ・ツがある。弟は五歳でとまった「おねしょ」のくせがまだなおらないのだ。ある夜、海でおぼれかかって助けられるふしぎなゆめを見て、おねしょがなおった。そして、助けてくれたヒトがフトシに「ドコカの国」に来ないかとさそってくれた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PSV
20
これは果たして、フトシくんをドコへ連れて行きたかったお話なのか。どこでもない、ここでもない、でもドコか。普通、試練を乗り越えて大団円、的な展開を期待するし、予想もするのだけど、もちろん、そんなことを許さない大海クオリティ。これもまた、トラウマ本の一つ。独特のタッチが怖すぎる。 ★★★★★2012/07/13
みちょ
5
トラウマ本として紹介されてたのもわかるなあ。ある意味救いが無い話、でも、それはそれで、救いがあるとも言えるのか…。難しいなあ。2012/04/19
甘
3
子供の頃に読んだのを思い出して、大人になった今再び手にしてみた。試練の数々が昔はすごく理不尽で怖くてそれしか覚えてなかったけど、始まりが「ねしょんべんが直らない」なのに本当に「ドコカ」へ行ける話だったとは…。読んだ当時は間違いなくフトシが羨ましいと思ってたはず。ある意味めでたしめでたしだけど今読むとおかあさんが気の毒すぎ。2012/03/20
うたみ
3
小学2年の時の学級文庫で出会って、強烈に記憶に残っていた一冊。今読んでも凄かった。凄いとしか言えない。2010/05/13
七波
3
10歳の時に読んで、17歳の再び出会い、買った。
-
- 和書
- 新生児学入門 (第5版)