内容説明
「ぼくはおそれない。よし、おしろへいって、ねむりひめにあってこよう。」わかい王子は、おじいさんがひきとめるのをふりきりました。ちょうどこのとき、百年の月日がたち、ねむりひめが目ざめる日がきていたのです。王子がちかづくと、たくさんの花をつけたいばらは、ひとりでに右と左にわかれ、王子をとおすと、またもとどおりにふさがりました。
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- 和書
- 蜃気楼
「ぼくはおそれない。よし、おしろへいって、ねむりひめにあってこよう。」わかい王子は、おじいさんがひきとめるのをふりきりました。ちょうどこのとき、百年の月日がたち、ねむりひめが目ざめる日がきていたのです。王子がちかづくと、たくさんの花をつけたいばらは、ひとりでに右と左にわかれ、王子をとおすと、またもとどおりにふさがりました。