内容説明
1945年、焼け野原に残された子どもたちを救い育てた、たった1人の女性がいた―。敗戦後、首都に溢れた「戦争孤児」たちは、混乱と困窮にまみれた漆黒の闇に投げ出されていた。子どもたちを愛し続けた石綿貞代と愛児の家(東京都中野区)の暮らしの軌跡を、1945年から1960年代までの220点の写真と当時の新聞・雑誌記事によって生き生きと伝える、戦争孤児史料の決定版!
目次
第1部 写真記録(愛児の家の誕生;温かい食事と家庭;子どもたちと遊び;学ぶということ;さまざまな行事;子どもたちのライフサイクル;さまざまな支援者たち;米軍との交流;「米軍の援助」という視点)
第2部 資料編(新聞記事;雑誌記事;愛児の家年表)
著者等紹介
浅井春夫[アサイハルオ]
1951年生まれ。立教大学名誉教授
艮香織[ウシトラカオリ]
1975年生まれ。宇都宮大学共同教育学部准教授
酒本知美[サカモトトモミ]
1972年生まれ。日本社会事業大学通信教育科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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