内容説明
近代琉球の言論人・山城翠香、初の評伝集。
目次
1 山城翠香論(知られてない短い生涯;遺稿集に生没年の記録;伊波普猷・月城らと親交 ほか)
2 『机上餘瀝』抄(中学時代の旧師立津先生の思い出について/哲学とは何ぞや(「机上餘瀝」明治四十四年四月一日)
去華堂主人・河上肇先生を迎えて(「机上餘瀝」明治四十四年四月三日)
河上肇の本県評と地元新聞の反応について/東京の安元碧海著『人物地理』について(「机上餘瀝」明治四十四年四月八日) ほか)
3 山城翠香セレクション(「琉球に生れたる悲哀を告白して琉球民族の自覚時代に論及す」(明治四十四年一月一~七日)
「入社の辞」(明治四十四年三月十一日)
「嶺雲の死を悼む」(大正元年九月二十二日) ほか)
4 「編輯日誌」「編輯の後」一覧(明治四十四年三月十四日~明治四十五年六月二十九日)
補論 山城翠香と田岡嶺雲
著者等紹介
高良勉[タカラベン]
詩人・批評家。1949年沖縄島南城市玉城生まれ。沖縄大学客員教授。日本現代詩人会会員。日本詩人クラブ会員。詩と批評『KANA』同人。詩誌『海流』主宰。新沖縄フォーラム『けーし風』同人。思想同人誌『うるまネシア』同人。元沖縄県立高校教諭。元沖縄県史料編集室主任専門員。詩集『岬』で第7回山之口貘賞受賞。1985年沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞。2012年第46回沖縄タイムス芸術選賞大賞・文学受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。