内容説明
1933年に国際連盟を脱退、孤立した戦時下の日本において、仏教者たちは欧米、アジア諸国の仏教者との連携を模索し続けた―。戦時下「日本仏教」が試みた国際的連携の実態を検証し、現代における宗教間対話、平和運動へと架橋する、はじめての試み!
目次
第1部 論考―戦時下「日本仏教」の国際交流(戦前期における仏教国際大会の変遷;一九四〇年のオリンピック・万国博覧会と仏教界;日本における仏教者の国際大会と太虚;異なる仏教と国際化の虚妄;真言宗喇嘛教研究所の組織と活動)
第2部 各誌総目次(『海外仏教事情』;『南方仏教青年会会報』;『国際仏教通報』;『日華仏教』;『支那宗教事情』 ほか)
著者等紹介
中西直樹[ナカニシナオキ]
1961年生まれ。龍谷大学文学部教授、仏教史学専攻
大澤広嗣[オオサワコウジ]
1976年生まれ。文化庁宗務課専門職、宗教学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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