愛は自転車に乗って―歯医者とスルメと情熱と

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834802238
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

東京都新宿区―。自転車をこぐ1人の熱血歯科医師。口からうまく食べられなくなった人のいる家庭を訪問しては、情熱あふれる診療で次々と奇跡を巻き起こしていく。「食べる」とは、「生きる」とは、「介護」とは何か?10年に及ぶ訪問歯科診療の体験に基づいて描かれた現役歯科医師による愛と感動の物語。

著者等紹介

五島朋幸[ゴトウトモユキ]
歯科医師。ふれあい歯科ごとう(東京都新宿区)代表。1965年広島県生まれ。日本歯科大学卒業。博士(歯学)。1997年より訪問歯科診療に積極的に取り組む。2003年よりラジオ番組「ドクターごとうの熱血訪問クリニック」パーソナリティーを務める。入れ歯と介護に関する話題を中心に、分かりやすい語り口で、口から食べることの大切さを説く。日本歯科大学生命歯学部非常勤講師、共立薬科大学大学院非常勤講師、NPO法人・生と死を考える会理事など役職多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

15
新宿で訪問歯科医をやっている五島さんのお話。この本の中身はフィクションだけれど、実際現場では寝たきりになって歯の具合が悪くても歯科に通院出来ない方を訪れての奮闘ぶりが素晴らしい。「食べることは生きること」。入れ歯を入れるだけで顔の表情も明るく美しくなる。女はいつまでも美しくいたいものよと言って笑顔で最期を迎えたおばあちゃんの話に落涙。こんな歯医者さんがもっと増えてくれたらいいと思う。2011/11/13

a19

3
「食べることは生きること」寝たきりになった要介護者は食べることが唯一の楽しみ。しかし口の中にトラブルが起きても、歯科に行くことはできない。よって食べたくても食べられず…。この小説はフィクションであるが、作者は訪問歯科診療を実際にしている五島先生。訪問歯科診療はターミナルケアではより重要だと感じる。必要とする人は多いだろうが、訪問歯科診療の認知度は低い。ちなみにこの本は絶版になっているので手に入れるのは難しいだろう。2012/09/27

oyasan

3
訪問歯科医、五島さんの実話経験に基づくフィクション。「食べることは生きること」 そう。病気になって食べられなくても、歯は大事。ほんの少しの食べる力を先生は一緒に見守り、患者の生きる力を伸ばしている。訪問先は脳梗塞だったり高齢だったりで、お医者さんへ行く力のないひとばかりだけど、がんばって飲み込むこと。特に唾をなんとか飲み込むって、いまボクには自然にできることだけど、それがとてもたいへんで、それができるだけで、本人にも介護する家族にも、そして周りから応援する介護士や看護士にもとても嬉しいことなんだなぁ。2010/09/20

くすこ

3
訪問歯科医療診察の小説。都内が舞台なのに四季の移り変わりを驚くほど豊かに感じるのは、日常に寄り添うように時が流れるからなのかしら。食べることを諦めないでほしい、という情熱が涙腺にきました。2010/07/28

サバ豆腐

1
「生かされる」では無く「生きる」ために本当に歯が大事なんだと思わされた。噛むという当たり前の行為は本当に大事なんですね2011/02/22

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