内容説明
本書では、福祉オンブズネットを命綱として、多くの人たちでつなぎあえることを願って、市民の「代理人」としてのオンブズネットの本質とはなにか、さらに多様に展開している福祉オンブズネットの現状と課題を紹介している。また、社会福祉基礎構造改革が推進されるなかで成立した社会福祉法の中の地域福祉権利擁護事業、成年後見制度の概要と課題についても福祉オンブズネットとの関連で紹介している。
目次
1 オンブズネットとは何か(オンブズマンとオンブズネット;福祉オンブズネット)
2 福祉オンブズネットの実際(行政型福祉オンブズ活動;施設単独型福祉オンブズ活動 ほか)
3 成年後見制度と地域福祉権利擁護事業(成年後見制度;地域福祉権利擁護事業 ほか)
4 権利擁護と福祉オンブズ(今なぜ権利擁護なのか;権利擁護と福祉オンブズ ほか)
著者等紹介
一番ヶ瀬康子[イチバンガセヤスコ]
1927年東京生まれ。1945年日本女子大学校卒業。1956年法政大学大学院社会科学修士課程修了。経済学博士。1968年ストックホルム大学客員研究員としてスウェーデン滞在。現在、長崎純心大学教授。日本女子大学名誉教授。日本介護福祉学会会長
大友信勝[オオトモノブカツ]
1943年秋田県生まれ。1966年日本福祉大学社会福祉学部卒業。現在、東洋大学社会学部教授。社会福祉学博士。社会福祉法人サンフレンズ理事長。第3回安田火災記念財団社会福祉学術文献賞(2001年度)、第21回社会事業史学会文献賞(2002年度)受賞
朝倉美江[アサクラミエ]
1983年日本福祉大学社会福祉学部卒業。1997年東洋大学大学院修了(社会福祉学修士)。2002年東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学博士後期課程修了。現在、中部学院大学人間福祉学部講師。社会福祉学博士
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