内容説明
近年建てられる多くの住宅は、高齢者や障害者にとっても使いやすいように、建物全体・居住環境のすべてに対してバリアフリー化が求められ、配慮がなされるようになってきました。しかし、現在のようにバリアフリー住宅の普及が進む以前に建てられた住宅の多くは、今でも高齢者や障害者にとって使いにくい状態にあるといえます。本書は、これらの高齢者や障害者にとって使いにくい住宅をいかにしたら使いやすくリフォームできるか、そのリフォームの方法について述べたものです。
目次
1 住宅改良制度とその目的
2 職業構成と経験年数
3 制度・事業とその効果
4 制度・事業の実施形態
5 制度・事業の利用形態
6 制度・事業による住宅改造事例
7 高齢者と家庭内の事故
8 住宅のリフォーム
著者等紹介
佐藤篤史[サトウアツシ]
1966年福島県生まれ。1989年日本大学理工学部卒業。1997年日本大学理工学部大学院博士課程修了。現在、郡山女子大学専任講師。博士(工学)。日本大学工学部非常勤講師
一番ヶ瀬康子[イチバンガセヤスコ]
1927年東京生まれ。1945年日本女子大学校卒業。1956年法政大学大学院社会科学修士課程修了。1968年ストックホルム大学客員研究員としてスウェーデン滞在。現在、長崎純心大学教授、日本女子大学名誉教授、日本介護福祉学会会長、経済学博士。著書に『一番ヶ瀬康子社会福祉著作集』(労働句報社)、『老人福祉とは何か』(ミネルヴァ書房)、『現在社会福祉の基本視角』(時潮社)、『新社会福祉とは何か』(ミネルヴァ書房)、『すこやかに老いる』(ドメス出版)、他多数
佐藤平[サトウヒトシ]
1935年福島県生まれ。1960年日本大学理工学部卒業。1960年文部省勤務、文部技官。1969年小山高専講師。1978年広島大学講師。現在、日本大学教授、工学博士。著作に『心身の障害と新しい施設計画』(編著・ソフトサイエンス社)、『高齢者にやさしい家づくり』(共著・ニュウーハウス出版)、『身体障害者を配慮した建築設計チェックリストと実施例』(監修・理工図書)、『すまいの手帳』(講談社)、『建築計画』(共著・朝倉書店)、『社会福祉への建築計画』(共著・オーム社)、『建築の色彩計画』(共著・日本色彩研究所)、『建築図学』(編著・理工図書出版)、『身体障害者の利用を配慮した建築設計標準』(共著・日本建築士連合会)、『幼稚園のつくりかたと設置基準』(共著・フレーベル館)、『建築文化と文明』(福島建設工業新聞社)、他多数
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