内容説明
夫と妹に伴われて診察室に入ってきた市川佳枝は「娘が夫にレイプされている」と訴え、そのまま閉鎖病棟に入院となった。一方、精神科研修医の鹿沼知加子は、師と仰ぐ准教授から佳枝の主治医を任されるが、この出会いが知加子を激しく翻弄することになった。その美貌ゆえに少女の頃から塗炭の苦しみを味わい、自らの性格を回避性パーソナリティと分析する知加子。殺人容疑がかけられる中、クロスする過去の扉を開け、人間の闇に立ち向かう。
著者等紹介
深堀元文[フカホリゲンブン]
精神科医、医学博士。現在、福岡市にある精神科病院の理事長・院長を務めている。ドラマ原案、第7回福岡放送二時間ドラマストーリー募集にて『ああ重度痴呆病棟』が特賞作となり、日本テレビドラマ原作(原案)として採用される。ドラマは1992年日本民間放送連盟賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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