内容説明
生きることは次世代へとつなぐこと。卵巣がんを発症した女性の「最終章の日々」が綴られる。女性は、第一子出産後、高年齢で不妊治療を受けていた。患者のみならず家族の命とも向き合う著者の目には、確実に命のバトンが引き継がれていくのが見えた。高年齢での不妊治療に警鐘を鳴らす衝撃作!
目次
看取り
三姉妹の末っ子
不妊治療とがん
双子の男の子を遺して旅立った
がんとの闘い
退院時共同カンファレンス
臍下部皮下膿瘍
和也の運動会
和也に伝えたい
夏休み〔ほか〕
著者等紹介
斎藤忠雄[サイトウタダオ]
在宅療養支援診療所・緩和ケア診療所斎腰内科クリニック院長。在宅ホスピス医医学博士。昭和29(1954)年福島県生まれ。昭和48年福島県立磐城高校卒業、昭和57年新潟大学医学部卒業。平成2年新潟大学大学院卒業後、米アラバマ大学バーミンハム校客員助教授。帰国後、平成6年新潟市中央区高志に開業、地域医療に取り組む。平成19年、一人暮らしの方や老老世帯、認知症、そしてがん終末期の方でもいつまでも住み慣れた地域で過ごせるようにと、小規模多機能型居宅介護ケアステーションるぴなす、平成20年在宅ホスピスケアを提供するための訪問看護ステーションるぴなすを開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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