内容説明
個人の意志を尊重する精神科医療障害者および老人の介護。家を離れて自活を始める若者、障害者、老人が一緒に住み、互いに援助し合う空間。この住居全体が、一つの新しい家族となり、心に灯が点る。
目次
自立支援アパート群の大まかな説明
自立支援アパートの生活空間としての位置
管理するということ
「脳電気ショックの恐怖再び」という本のこと
家族療法のこと
「時間」と「人」ということ
「一つの大家族」と見なす雰囲気作り
「往診家族療法」のこと
重い甲羅を少しずつ…父親は家に入れてもらえない―『家族がひらく』の第5章から
オートバイ少年と堅い夫婦…強い対立夫婦の下の子供 長期に亘る関わり―『往診家族療法』の第7章から〔ほか〕
著者等紹介
水野昭夫[ミズノアキオ]
1943年宮崎県都城市に生まれる。1961年宮崎県立泉が丘高校卒業。1967年国立鹿児島大学医学部卒業。1973年精神保健指定医の資格取得。1975年精神科診療所を開業。1980年164床の精神科病院を開業。1994年医療法人如月会を設立して、その理事長となる。1980年に診療所を病院に拡大するときに株式会社健康医療開発を設立。現在は医療法人の運営は息子たちに譲り、株式会社健康医療開発の社長を勤めながら、往診家族療法の普及を呼びかけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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