内容説明
世界に誇る日本のロケット。ロケットエンジンに生涯を捧げた宮川行雄。知られざる日本のロケット開発史。
目次
第1章 ロケットの歴史
第2章 大戦中の日本の技術水準
第3章 我が国の宇宙開発の黎明期
第4章 我が国初の近代ロケットNIPPONの誕生
第5章 国産技術の飛翔
第6章 我が国の人工衛星
第7章 物語はいかに作りかえられたか
著者等紹介
宮川輝子[ミヤカワテルコ]
昭和8年2月東京に生まれる。昭和26年東京都立武蔵高等学校卒業。昭和30年日本女子大学卒業、宮川行雄と結婚。昭和51年より「静穏権」を掲げ、環境保護活動を行う。昭和58年環境公害研究所設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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甲斐祐貴
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私にとっては全く知識がなかったロケット開発の歴史。 これを機に調べてみようかしら2014/05/24
Christopher
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著者は亡夫が開発に関わった液体ロケットはレベルが高く、糸川英夫らの固体ロケットは戦前の技術と断じて異様なロケット史を披露している。兎角この本は間違いが多い。一つ例を挙げれば、固体ロケットへの無知。史実において糸川は固体ロケットを近代化し当時米国しか作れなかった高性能コンポジット推進薬を開発、未だ敗戦国のイメージが付きまとう中、国際地球観測年で高度60kmに達する観測ロケットを打上げた。当時打上げに成功したのは米ソ英日のみという快挙で多くの国民を勇気づけた。それが著者にかかると真逆の暗黒史になってしまう。2014/04/07
スプリント
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日本が開発したロケットの誕生についての暴露本です。政治的な思惑や学閥により真実が歪められてしまったとの論ですが、多分に感情的な論理展開で説得力が乏しい内容です。敗れ去った勢力の精一杯の反論。といったところでしょうか。この本の内容だけで真実を判断することは難しいように思えます。開発者の妻が著者ですが残念ながら亡夫の功績を汚す結果となったように思えて残念です。2013/11/17