内容説明
命の価値は皆同じ、「差別」「貧困」に負けるな。
目次
伝染病から日本を守れ―細菌学者北里柴三郎の闘い(三堂司)
苦しむ患者を救いたい―イタイイタイ病裁判・弁護士たちの闘い(ながいのりあき)
赤ちゃんを死なせない―乳児死亡率ゼロ・ある村の記録(井出智香恵)
生まれくる命そして母のために―荻野久作の受胎期発見(富沢みどり)
母の灯火小さき者を照らして―石井筆子・知的障害児教育の道(小だまたけし)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古谷任三郎
2
昔好きだった番組「その時歴史が動いた」のコミック版。乳幼児死亡率ゼロを実現させた深沢晟雄沢内村村長の物語が特に感動した。何もなかった村で必死に奮闘する深沢村長の姿は今の自治体首長たちに見習って頂きたい。それから石井筆子の知的障害児教育への貢献も尊敬に値する。逆境の中、立ち向かう筆子の姿は必見である。ちなみに新しいお札の顔になる北里柴三郎、津田梅子、渋沢栄一も登場する。コロナ禍であり、SDGsや脱炭素社会など医療や環境・福祉に関心がさらに強まっている今こそ読んでほしい一冊である。2023/01/22
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2018/04/26