内容説明
金融恐慌を乗り越えた男たち。
目次
マッカーサーを叱った男―白洲次郎戦後復興への挑戦(殿塚実)
銀行は人びとのために―金融危機を救った渋沢栄一の決断(小川おさむ)
1929年NY株価大暴落(池原しげと)
金融恐慌、日本を揺るがす―巨大商社、鈴木商店の挫折(帯ひろ志)
ダルマ大臣・高橋是清・経済危機と格闘す(鴨林源史)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた2.0
13
白洲次郎はいくらか読んでるから知ってるけど、このシリーズやはり盛ってるな。。。◆白洲次郎『マッカーサーを叱った男—白洲次郎戦後復興への挑戦』 / 渋沢栄一『銀行は人びとのために—金融危機を救った渋沢栄一の決断』 / 世界恐慌『1929年NY株価大暴落』 / 金子直吉『金融恐慌、日本を揺るがす—巨大商社、鈴木商店の挫折』 / 高橋是清『ダルマ大臣・高橋是清・経済危機と格闘す』 2014/06/27
かず
2
経済というと、今では金儲けのことと捉えられがちですが、元は経世済民=「世を経(たす)け民を済(すく)う」という意味でした。金回りだけでなく広く政治も捉えた言葉だったのです。本書で扱う白洲次郎、渋沢栄一、金子直吉、高橋是清、皆、ステレオタイプの財界人のイメージとは一線を画しています。中でも、鈴木商店の金子直吉の「鈴木の事業は天下国家のため」には感涙ものです。白洲家は儒学者の家系、渋沢、高橋は武士の家系と、現代人とは基礎が違うのかも知れません。また、金子の恩人のために頑張る姿は古き良き日本人像で感動します。2014/07/10
それん君
0
歴史の確認のため。 純粋に歴史のドラマとしても楽しめて、普通に面白い。