目次
役人の不正許すまじ―大塩平八郎決起の時(ながいのりあき)
天神・菅原道真政治改革にたおれる(井沢まさみ)
上杉鷹山ふたたびの財政改革(むたこうじ)
徳川吉宗執念の財政再建―米将軍・最後の決断(あや秀夫)
改革に散った最後の幕臣小栗上野介―一本のねじから日本の夜明けは始まった(大林かおる)
改革者か、悪徳老中か?―田沼意次江戸の経済改革に挑む(渡辺和幸)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
47
大塩平八郎、菅原道真、上杉鷹山、徳川吉宗、小栗上野介、田沼意次の6話。「生せは生る 成さねは生らぬ 何事も 生らぬは人の 生さぬ生けり」編が面白かった。2014/07/10
ふろんた2.0
12
大塩平八郎『役人の不正許すまじ—大塩平八郎決起の時』 / 菅原道真『天神・菅原道真政治改革にたおれる』 / 上杉鷹山『上杉鷹山ふたたびの財政改革』 / 徳川吉宗『徳川吉宗執念の財政再建—米将軍・最後の決断』 / 小栗上野介『改革に散った最後の幕臣小栗上野介—一本のねじから日本の夜明けは始まった』 / 田沼意次『改革者か、悪徳老中か?—田沼意次江戸の経済改革に挑む』2014/06/25
えすてい
8
松平定知が司会をしていた名物歴史番組「その時歴史が動いた」はいくつかコミック化されてるが、最近は古書でも見なくなったなあ。大塩平八郎、正義は大切だが行き過ぎた正義中毒が反乱を起こす遠因になったのかも。人間はある程度の柔軟さも必要なのかね。森鷗外の小説では大塩の遺体は塩漬けにされた後磔にされたとあった。田沼意次、日本の貿易は赤字一辺倒、「俵物」の輸出で利益を増やそうとするが、ここでいう「いりこ」は煮干しではなくナマコの干物だよ。間違いだね。フカヒレ・アワビとともに清に高級食材として珍重。考証しなかったのか?2025/10/08
えすてい
6
「英雄たちの選択」の徳川吉宗回で、磯田道史が「江戸時代の史料には「需要と供給」の記述がない・「需要と供給」という概念がなかった」と述べていた。需要が供給を上回れば値段は上がる・需要が供給を下回れば値段は下がるという経済の基礎的な前提が存在しなかった江戸時代。米価は誰が決めるのか、番組では財政政策から金融政策への転換と述べられていた。この漫画でも、米の需要と供給の概念がない。幕府も諸藩もやみくもに新田開発して増産し供給過多だと米価は下がる。一方で吉宗以降の新田開発は今日でも地名で残っているところもある。2025/10/11
まめ@暫くイン率落ちます
6
今回は改革者編です。 藤原道真から大塩平八郎、上杉鷹山と時代背景がバラバラで読むのに少し疲れてしまいました。 歴史が苦手な私には良い勉強になりました。これから少しずつ色々知っていきたいです。2017/05/26




