出版社内容情報
唐の時代、隴西の李徴はかつて郷里の秀才だった。しかし、片意地で自負心が強く、詩人として名を成そうとするも、うまく行かず、ついに挫折。そのまま行方知れずとなった。李徴が行方不明になって一年後、彼の唯一の友人といってもいい、袁サンが人喰い虎が出るという噂の道を進んでいると、突然草むらから飛び出した虎が、袁サンに飛びかかろうとする。しかし、何故かその虎は身をひるがえして、再び草むらに身を隠すのだった。『悟浄出世』『悟浄歎異』も同時収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はじめさん
14
寅年なので、虎の出てくる小説! 令和4年1月23日(日)午前10:30- 🌕「山月記」🐯をお題に、リモート読書会を開催します。あなたの感想をぜひ聞かせてください! https://bookmeter.com/events/9042
kuro
2
久しぶりにざっくりと読んだ山月記。最近、いわゆる意識高い系(行動を伴わない、自己啓発本のみをひたすらに読み進めていく人)な人たちが自分の心と向き合うことを不十分に世の中のアレコレを非難する様と李徴がなんだか重なった。(彼らは本来はかなり優秀な層であるはずな部分も含めて)自分と向き合うことを避けた人は、トントンと消えてしまう現象に、山月記現象とでも名付けようか。2019/07/29




