内容説明
才能を持ちながら家の事情で画家の夢を諦めた少年。だが10年後、彼は未だ理想と現実の狭間で苦悩し続けていた…。他、名作「一房の葡萄」を収録。
著者等紹介
有島武郎[アリシマタケオ]
1878‐1923。東京小石川(現・文京区)の地に大蔵省官吏の長男として生まれる。学習院中等科卒業後、札幌農学校(現・北海道大学)に進学し、キリスト教に出会い深く感化され、洗礼を受ける。卒業後、軍隊生活を経てから米国に留学。信仰への疑問を覚え、キリスト教から離れる。帰国後は、武者小路実篤らとともに、「白樺」創刊に携わり、多くの作品を発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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