内容説明
人買にさらわれ、富豪・山椒大夫の奴隷となった、安寿と厨子王。それは、あまりに哀しい運命の始まりであった―。ほか、名作「高瀬舟」を収録。
著者等紹介
森鴎外[モリオウガイ]
1862‐1922。本名・森林太郎。出身は石見国鹿足郡津和野町(現・島根県鹿足郡津和野町)。東京帝国大学(現・東京大学)医学部を卒業後、陸軍軍医としてドイツに4年間留学した。医学を学ぶ傍ら文学にも親しみ、帰国した後、訳詩編『於母影』、小説『舞姫』、翻訳『即興詩人』を発表。陸軍軍医総監の要職に就いてからも、多くの作品を書き続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sayaka
5
芦田愛菜ちゃんの本を読んで、高瀬舟を読まねば、と、とりあえず漫画を借りてみた。いろいろ凄く悲惨な話だな、という感想。今度京都に行ったら高瀬川行ってみよう。2020/01/28
氷月
3
山椒大夫は漫画化されてより分かり易くなった気がする。高瀬舟は改めてヴィジュアルで考えると凄惨な話だった。「足ることを知る」という態度について主人公に悩ませているが、それはあんなに優秀でもどこか満足できずに鬱々としていた鴎外自身も思うところがあったのかと感じた。2011/03/03
絵具巻
1
文京区立真砂図書館で借りました。2013/10/17