ラーメンと瞑想

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ラーメンと瞑想

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834254044
  • NDC分類 596.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「都市にはラーメンを食べて死ぬ自由があり、瞑想するための場所がある。」
ラーメンとは獣の世界との接続である。
そこには欲望を直接的に満たすために存在する事物との具体的なコミュニケーションだけが存在する。
瞑想とは神の世界との接続である。
それは精神を研ぎ澄まし、抽象的なレベルで認識をアップデートする神聖な時間となる。
そしてこの二つの世界を往復することで、僕たちは人間を超える……。
ラーメン富士丸、しんぱち食堂、PARIYA AOYAMA、武蔵野アブラ學会、大船軒、CHATTY CHATTY、はま寿司、ひまわり、とん太、松石、野方ホープ――作者の愛する飲食店での食と思索の日々を描いた12の記録。笑えて、考えさせられて、そしてお腹が空く。小説のような、エッセイのような、そして批評のような一冊。

【著者略歴】
宇野常寛(うの・つねひろ)評論家。1978年生まれ。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『母性のディストピア』(集英社)、『遅いインターネット』(幻冬舎)、『水曜日は働かない』(ホーム社)、『チーム・オルタナティブの冒険』(ホーム社)、『庭の話』(講談社)などがある。明治大学特別招聘教授。


【目次】

内容説明

ラーメンとは獣の世界、瞑想とは神の世界との接続…二つの世界を往復する中年男性たちの食と思索の日々を描いた12のエッセイ。

目次

1 ラーメン富士丸と『人間の条件』(前編)
2 ラーメン富士丸と『人間の条件』(後編)
3 しんぱち食堂と無位の真人
4 PARIYA AOYAMAと『哀れなるものたち』
5 武蔵野アブラ學会と『カワセミ都市トーキョー』
6 大船軒と『「自然」という幻想』
7 CHATTY CHATTYと『オッペンハイマー』
8 はま寿司と〈無敵の人〉
9 「ひまわり」とクックロビン音頭
10 とん太と『作家の値うち』
11 松石と『負けおじさんがキモすぎる!』
12 野方ホープと「恐れと悲しみの中を生きる者」

著者等紹介

宇野常寛[ウノツネヒロ]
1978年生まれ。批評誌〈PLANETS〉編集長。明治大学特別招聘教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

50
友人Tとの高田馬場から新国立競技場までのランニング、その後の瞑想と食事が題材になっているエッセイ。売れていないようだ。個人的な話題が公共性へはつながらない射程は、宇野に興味がなければ広がらない。だが読んでいくとその理由が書かれている。村上春樹の評価。初期はマルクス主義のような大きな物語へのデタッチメントがモチーフになったため日本文学からは拒絶された。その後、政治的イデオロギーに依拠しない個人的マクシムに基づくコミットメントが描かれる。だがそれは、弱い女性を救済する性的搾取がモチーフの男性性を強化する物語と2025/09/11

tetsubun1000mg

12
初読みの作家さんだが、タイトルの面白さとパラパラとめくるとラーメンについてしっかり描いているように感じたので選ぶ。 ラーメンや食についての記述は少々固いが面白い。 ただ宇野氏の日常に登場する編集者T氏との会話と行動がなかなか理解に苦しむ難解さよ。 哲学者かと突っ込みたくなる編集者T氏だが、読んでいくうちに難しいなりに考え方が理解できるようになってくる。 午前中から5~10キロを歩いてラーメンやとんかつ定食などを食って、食後に30分瞑想するという行動も良く分からないが、食べることに集中する点で面白く感じる。2025/09/22

yoshichiha

3
『庭の話』の実践編!?という謳い文句もどこかでみた気がするが、確かに、食べ物だけに純粋に向き合いそれによって自分がどう変わるかという、庭の話の「事物に触れて変身してしまう」ことを扱っている感じ。 ラーメンは獣の世界、瞑想は神の世界と繋がる、そこを行き来するというコンセプトが好き。 純粋に宇野さんと友人Tさんのやりとりが面白い。クスクス笑ってしまう。 本書の最後では、二人が新しいステージに進んでいくという感じで締めくくられるが、この先どうなって行くのかはまた楽しみ。2025/08/02

hasebo

2
事物に一人向き合うこと、作品を作ることで人間は生きられる。 自分なりの向き合い方をすることで世界に応答しようという勇気が出る本だった。 美味しいご飯屋さんに行きたくなる。2025/08/11

ふらぬーる

1
高田馬場の某とんかつ屋でとんかつに添えられるナポリタンが美味いとの一文に首がもげるほど頷いた。この一文が立ち読みの際に目に止まったため本書を購入した。 ナポリタンだけ別途メニューに加えてくれと自分も思っていた。正直ここのナポリタンより美味い店を知らない。 2025/08/10

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