ラーメンと瞑想

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

ラーメンと瞑想

  • ウェブストアに10冊在庫がございます。(2025年11月05日 19時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834254044
  • NDC分類 596.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「都市にはラーメンを食べて死ぬ自由があり、瞑想するための場所がある。」
ラーメンとは獣の世界との接続である。
そこには欲望を直接的に満たすために存在する事物との具体的なコミュニケーションだけが存在する。
瞑想とは神の世界との接続である。
それは精神を研ぎ澄まし、抽象的なレベルで認識をアップデートする神聖な時間となる。
そしてこの二つの世界を往復することで、僕たちは人間を超える……。
ラーメン富士丸、しんぱち食堂、PARIYA AOYAMA、武蔵野アブラ學会、大船軒、CHATTY CHATTY、はま寿司、ひまわり、とん太、松石、野方ホープ――作者の愛する飲食店での食と思索の日々を描いた12の記録。笑えて、考えさせられて、そしてお腹が空く。小説のような、エッセイのような、そして批評のような一冊。

【著者略歴】
宇野常寛(うの・つねひろ)評論家。1978年生まれ。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『母性のディストピア』(集英社)、『遅いインターネット』(幻冬舎)、『水曜日は働かない』(ホーム社)、『チーム・オルタナティブの冒険』(ホーム社)、『庭の話』(講談社)などがある。明治大学特別招聘教授。


【目次】

内容説明

ラーメンとは獣の世界、瞑想とは神の世界との接続…二つの世界を往復する中年男性たちの食と思索の日々を描いた12のエッセイ。

目次

1 ラーメン富士丸と『人間の条件』(前編)
2 ラーメン富士丸と『人間の条件』(後編)
3 しんぱち食堂と無位の真人
4 PARIYA AOYAMAと『哀れなるものたち』
5 武蔵野アブラ學会と『カワセミ都市トーキョー』
6 大船軒と『「自然」という幻想』
7 CHATTY CHATTYと『オッペンハイマー』
8 はま寿司と〈無敵の人〉
9 「ひまわり」とクックロビン音頭
10 とん太と『作家の値うち』
11 松石と『負けおじさんがキモすぎる!』
12 野方ホープと「恐れと悲しみの中を生きる者」

著者等紹介

宇野常寛[ウノツネヒロ]
1978年生まれ。批評誌〈PLANETS〉編集長。明治大学特別招聘教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

51
友人Tとの高田馬場から新国立競技場までのランニング、その後の瞑想と食事が題材になっているエッセイ。売れていないようだ。個人的な話題が公共性へはつながらない射程は、宇野に興味がなければ広がらない。だが読んでいくとその理由が書かれている。村上春樹の評価。初期はマルクス主義のような大きな物語へのデタッチメントがモチーフになったため日本文学からは拒絶された。その後、政治的イデオロギーに依拠しない個人的マクシムに基づくコミットメントが描かれる。だがそれは、弱い女性を救済する性的搾取がモチーフの男性性を強化する物語と2025/09/11

tetsubun1000mg

14
初読みの作家さんだが、タイトルの面白さとパラパラとめくるとラーメンについてしっかり描いているように感じたので選ぶ。 ラーメンや食についての記述は少々固いが面白い。 ただ宇野氏の日常に登場する編集者T氏との会話と行動がなかなか理解に苦しむ難解さよ。 哲学者かと突っ込みたくなる編集者T氏だが、読んでいくうちに難しいなりに考え方が理解できるようになってくる。 午前中から5~10キロを歩いてラーメンやとんかつ定食などを食って、食後に30分瞑想するという行動も良く分からないが、食べることに集中する点で面白く感じる。2025/09/22

スエ

5
なんだこれは、バカみたいに面白いぞ と、読み終わってないのに閉店間際の書店に行って、ほかの著作を探してしまった…くらいに最高でした。批評家の宇野常廣と、長年の友人にして「恐れと悲しみの中を生きる者」こと編集者Tの、ランニングと瞑想と食を通じた交友録。批評精神をこじらせると人間はアホになってしまうのか、それともラーメンには高尚な思索的人間さえもアホにしてしまう魔力があるのか。文体が完全に村上春樹なので、半分おふざけで書いてるのかなと思いますがこれは激しくオススメです。深く考えずにゲラゲラ笑えました。2025/10/23

なつのおすすめあにめ

4
「『庭の話』の実践篇⁉」と帯にはあるのですが、三年前に読んだ『水曜日は働かない』と『砂漠と異人たち』の雰囲気を思い出しながら読んだ。そう言えば『水曜日は働かない』を買って読んだ日の昼はラーメン二郎(新潟店)だった事も思い出した。本を読んでラーメン食べて瞑想して、我々は生きなければならない。あとは、「深夜のネットサーフィンの結果たどり着いた、誰かのホームページに書き綴られた文章を明け方まで通読したときの罪悪感と充実感を」たまに「思い出すこと」。これなら誰でも出来そうです。武蔵野アブラ學会、食べたいですねぇ。2025/10/29

yoshichiha

3
『庭の話』の実践編!?という謳い文句もどこかでみた気がするが、確かに、食べ物だけに純粋に向き合いそれによって自分がどう変わるかという、庭の話の「事物に触れて変身してしまう」ことを扱っている感じ。 ラーメンは獣の世界、瞑想は神の世界と繋がる、そこを行き来するというコンセプトが好き。 純粋に宇野さんと友人Tさんのやりとりが面白い。クスクス笑ってしまう。 本書の最後では、二人が新しいステージに進んでいくという感じで締めくくられるが、この先どうなって行くのかはまた楽しみ。2025/08/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22745187
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品