出版社内容情報
ニッポンの教育は、ここから――。
いま「森のようちえん」という幼児教育のスタイルが、世界的に注目されています。
いわゆる野外保育であり、子どもたちは大人の指示にただ従うのではなく、自然環境に誘われるままに自由に動き回ります。それには日本の里山の環境も、じつにフィットするのです。
気候変動や民主主義の機能不全など、国内外でさまざまな課題が立ち現れる中、「森のようちえん」の実践には、世の中を変える可能性があります。それはなぜでしょうか?
本書は、社会学者の宮台真司さんと、教育ジャーナリストのおおたとしまささんによる師弟対談をもとに、葭田昭子氏、坂田昌子氏、関山隆一氏らユニークな実践者も参加しながら、「森のようちえん」の可能性を追究していきます。
その中で、社会学はもちろん哲学、人類学、心理学、生物学、経済学、政治学、そして宗教まで、古今東西の人類の叡智を総動員した「宮台社会学」のエッセンスも味わえる一冊です。
◆目次◆
はじめに 迷子になった現代人のための道しるべ おおたとしまさ
第1章 なぜいま「森のようちえん」なのか? 宮台真司×おおたとしまさ in 下北沢
第2章 「森のようちえん」実践者との対話 vol.1 宮台真司×おおたとしまさ×葭田昭子×坂田昌子 in 秩父
第3章 「森のようちえん」実践者との対話 vol.2 宮台真司×おおたとしまさ×関山隆一in 横浜
おわりに 「森のようちえん」は、教育をはるかに越えた射程を持つ 宮台真司
◆著者略歴◆
宮台真司(みやだい しんじ)
1959年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。東京都立大学教授を長年つとめて今春退官。著書は『制服少女たちの選択』(講談社)、『日本の難点』(幻冬舎新書)、『社会という荒野を生きる。』(ベスト新書)ほか多数。共著に『子育て指南書 ウンコのおじさん』『大人のための「性教育」』『こども性教育』(共に、ジャパンマシニスト社)がある。
おおたとしまさ
1973年生まれ。教育ジャーナリスト。中高の教員免許をもち、私立小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある。著書は『ルポ 森のようちえん SDGs時代の子育てスタイル』『不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき』『ルポ 無料塾 「教育格差」議論の死角』(以上集英社新書)、『男子校の性教育2.0』(中公新書ラクレ)ほか80冊以上。
内容説明
なぜいま「森のようちえん」なのか?ニッポンの教育はここから。社会学者と教育ジャーナリストの師弟対談!葭田昭子氏、坂田昌子氏、関山隆一氏らユニークな実践者も参加。
目次
第1章 なぜいま「森のようちえん」なのか?―宮台真司×おおたとしまさ in下北沢(「森のようちえん」とは何か;ピュシスとロゴス;センス・オブ・ワンダー ほか)
第2章 「森のようちえん」実践者との対話vol.1―宮台真司×おおたとしまさ×葭田昭子×坂田昌子 in秩父(4人の関係性;ECHICAをなぜつくったか;ただのノスタルジーではない ほか)
第3章 「森のようちえん」実践者との対話vol.2―宮台真司×おおたとしまさ×関山隆一 in横浜(世界はそもそも出鱈目である;社会課題への打ち手としての「森のようちえん」;「力」とは何か ほか)
著者等紹介
宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。東京都立大学教授を長年つとめて2024年退官
おおたとしまさ[オオタトシマサ]
1973年生まれ。教育ジャーナリスト。中高の教員免許をもち、私立小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある。著書は80冊以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りょうみや
酩酊石打刑
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