子どもを森へ帰せ―「森のようちえん」だけが、AIに置き換えられない人間を育てる

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子どもを森へ帰せ―「森のようちえん」だけが、AIに置き換えられない人間を育てる

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834253917
  • NDC分類 376.1
  • Cコード C0037

出版社内容情報

ニッポンの教育は、ここから――。
いま「森のようちえん」という幼児教育のスタイルが、世界的に注目されています。
いわゆる野外保育であり、子どもたちは大人の指示にただ従うのではなく、自然環境に誘われるままに自由に動き回ります。それには日本の里山の環境も、じつにフィットするのです。
気候変動や民主主義の機能不全など、国内外でさまざまな課題が立ち現れる中、「森のようちえん」の実践には、世の中を変える可能性があります。それはなぜでしょうか?
本書は、社会学者の宮台真司さんと、教育ジャーナリストのおおたとしまささんによる師弟対談をもとに、葭田昭子氏、坂田昌子氏、関山隆一氏らユニークな実践者も参加しながら、「森のようちえん」の可能性を追究していきます。
その中で、社会学はもちろん哲学、人類学、心理学、生物学、経済学、政治学、そして宗教まで、古今東西の人類の叡智を総動員した「宮台社会学」のエッセンスも味わえる一冊です。

◆目次◆
はじめに 迷子になった現代人のための道しるべ おおたとしまさ
第1章 なぜいま「森のようちえん」なのか? 宮台真司×おおたとしまさ in 下北沢
第2章 「森のようちえん」実践者との対話 vol.1 宮台真司×おおたとしまさ×葭田昭子×坂田昌子 in 秩父
第3章 「森のようちえん」実践者との対話 vol.2 宮台真司×おおたとしまさ×関山隆一in 横浜
おわりに 「森のようちえん」は、教育をはるかに越えた射程を持つ 宮台真司

◆著者略歴◆
宮台真司(みやだい しんじ)
1959年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。東京都立大学教授を長年つとめて今春退官。著書は『制服少女たちの選択』(講談社)、『日本の難点』(幻冬舎新書)、『社会という荒野を生きる。』(ベスト新書)ほか多数。共著に『子育て指南書 ウンコのおじさん』『大人のための「性教育」』『こども性教育』(共に、ジャパンマシニスト社)がある。

おおたとしまさ
1973年生まれ。教育ジャーナリスト。中高の教員免許をもち、私立小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある。著書は『ルポ 森のようちえん SDGs時代の子育てスタイル』『不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき』『ルポ 無料塾 「教育格差」議論の死角』(以上集英社新書)、『男子校の性教育2.0』(中公新書ラクレ)ほか80冊以上。

内容説明

なぜいま「森のようちえん」なのか?ニッポンの教育はここから。社会学者と教育ジャーナリストの師弟対談!葭田昭子氏、坂田昌子氏、関山隆一氏らユニークな実践者も参加。

目次

第1章 なぜいま「森のようちえん」なのか?―宮台真司×おおたとしまさ in下北沢(「森のようちえん」とは何か;ピュシスとロゴス;センス・オブ・ワンダー ほか)
第2章 「森のようちえん」実践者との対話vol.1―宮台真司×おおたとしまさ×葭田昭子×坂田昌子 in秩父(4人の関係性;ECHICAをなぜつくったか;ただのノスタルジーではない ほか)
第3章 「森のようちえん」実践者との対話vol.2―宮台真司×おおたとしまさ×関山隆一 in横浜(世界はそもそも出鱈目である;社会課題への打ち手としての「森のようちえん」;「力」とは何か ほか)

著者等紹介

宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。東京都立大学教授を長年つとめて2024年退官

おおたとしまさ[オオタトシマサ]
1973年生まれ。教育ジャーナリスト。中高の教員免許をもち、私立小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある。著書は80冊以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

22
宮台社会学が9割で森のようちえんが1割の読了感。これまで宮台氏の本は何冊か読んでどれも難解で本書もそうなのだが、おおた氏が適宜助けてくれるのでなんとか付いていける。宮台社会学のエッセンスも味わえる一冊と紹介にあるけどまさにその通り。今の日本に足りないのは「言語外、法外、損得外」の感情や人間関係。親友や恋人と本当に心が一体化できる能力。そのための方策の一つが森のようちえんでの原体験。読んでいて何度も心に刻まれる。2024/12/28

酩酊石打刑

8
襲撃事件、その後の大学失職後の宮台の立ち居振る舞いに、どこかカルトっぽい匂いを感じ取っていた。本書において「宣教するつもりはない」として、イエスがガリラヤ湖畔を語り歩いたことへの言及がある。このくだりを読んだ時に彼はイエスになりたいのではとの思いがよぎった。第2章の結びでは彼の現在を「種まき爺さん」の旅芸人と自己規定している。これはまさにイエスの行っていたことと同じなのではと。宮台の口汚いののしりも、パリサイ人への歯に衣着せぬイエスのことを思えば納得がいきそうだ。カルトとは程遠い姿勢だと反省した。 2024/12/11

ユウ

2
この書物は、教育論の貌をしてはいるが、実のところ、制度への応答ではなく、制度の不在そのものを称揚する挙措に終始している。森、という語が喚起する自然の幻想は、しかしながら一切の社会的規範を無効化する免罪符たり得るのか。AIに置き換えられない人間、なる言葉の背後には、置き換えられ得る人間という二重の他者が厳然と存在している。子どもを「森へ帰せ」とは、果たして誰の語法か。教育とは何か、を問うのではなく、教育が可能であるという信仰をそっと解体する、その静かな企てに、本書の最も饒舌な沈黙が潜んでいる。2025/03/30

ちこ

0
情報ライブラリで目につき。宮台さんの御託は半分読み飛ばしつつ…第二章のQAで首がもげそうになった。多重帰属の重要性。家と学校にしか居場所がないなんてわけがない。学校からはみ出たら家にしか居場所がないなんて私が怖い。我が家の森のようちえんに通う次男と、森のようちえんに通わずとも学校からはみ出た長男。宮台さんが強調する「黒光りの戦闘状態」でフュージョンするような体験はできていなさそうだが、今後に期待。しかし身体能力の低さは私からさらに濃く引き継がれている気がして不安。2025/04/19

マコ太郎

0
こどもだけでなく、日本の社会課題の考察が網羅されている。 ただ、宮台真司氏の言説の予備知識がないとかなりレベルが高くついていけない内容かも知れない。 宮台真司氏の映画解説の本や、おおたとしまさ氏の森のようちえんの本を事前に読んでおくことをおすすめします。 巻末の正しいことよりも、楽しいと思えること、 が大事だと言う言葉が印象に残りました。2025/03/01

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