ソコレの最終便

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ソコレの最終便

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834253849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【戦争×鉄道エンターテイメントの傑作】
大戦末期、ソ連軍の奇襲侵攻を受け崩壊の危機に瀕する満洲国。
特命を帯びた装甲列車(ソコレ)が、混乱の大地を駆け抜ける!

昭和二十年八月九日、日ソ中立条約を破棄したソ連軍が突如として満州国へ侵攻を開始。国内全体が未曾有の大混乱に陥るなか、陸軍大尉・朝倉九十九率いる一〇一装甲列車隊「マルヒト・ソコレ」に特命が下った。それは、輸送中に空襲を受けて国境地帯で立ち往生してしまった日本軍唯一の巨大列車砲を回収し、はるかかなたの大連港まで送り届けよ、という関東軍総司令官直々の緊急命令であった。

疾走距離2000km、タイムリミットは7日間!!

【佐藤賢一氏推薦】
昭和二十年八月、終戦間際の満洲を装甲列車(ソコレ)が走る。
迫真の戦争小説と転変のロードノベルが合体
──おののかされ、引き回されで、もう一気に読まされた。

【著者略歴】
野上大樹(のがみたいき)
1975(昭和50)年生まれ。佐賀県在住。防衛大学校卒。『霧島兵庫』名義で第20回歴史群像大賞優秀賞を受賞し、2015年『甲州赤鬼伝』(Gakken→新潮社)にてデビュー。その他の著作に『信長を生んだ男』(新潮社)、『二人のクラウゼヴィッツ』(「フラウの戦争論」より改題)(新潮社)、『静かなる太陽』(中央公論新社)がある。2023年『野上大樹』へ名義変更。『ソコレの最終便』が名義変更後初の刊行作となる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

125
巨大砲を積んだ装甲列車(ソコレ)が、敗戦直前の満洲の大地をひた走る。人命を優先する落ちこぼれ朝倉大尉率いる部隊は、猛襲するソ連軍を払いのけながらボトムズを思わせる地獄の戦いを延々と続けていく。朝倉は知力の限りを尽くして部下を守ろうと奮戦し、兵士も日本のためでなく尊敬できる指揮官の下で戦えた喜びに満たされて死んでいく。あまりに理不尽な戦争に翻弄されながら、彼らは人としての誇りを最後まで捨てない。政治や軍部の思惑なぞ無関係な敵味方の意地の張り合いとして展開するドラマは、マクリーンかバグリイが描きそうな世界だ。2024/10/03

オーウェン

53
初読み作家さん。 ソコレというのは装甲列車の略で、戦時中の中国で使用されていた実際のもの。 巨大列車砲を大連港まで届ける任務が与えられた。 砲撃や通信など各自の隊員を揃え、朝倉九十九大尉は列車を発射させる。 存在は聞いたことあったが、装甲列車を主役に据えたエンタメ。 図面があるのでそれを見ながらアクションを想像でき、また各人のやり取りなどを含めてキャラの特徴もしっかり出ている。 向かうにつれ犠牲になる隊員も。 そして迎える終戦の中で、それぞれの選択が。2024/09/23

kawa

37
ソコレとは、火砲車両や指揮車両等々を繋げた 装甲列車 のこと。第二次大戦で各国で製作されたが、機動性に欠くことなどであまり活躍した事例はないらしい。本作は日本の敗戦直前の満州。朝鮮国境に置いてあった巨大大砲をソコレに連結、大連港そして日本本土までの輸送を命令された列車隊の物語。戦争活劇小説としてはそれなりの作品ながら、あの時、満州に取り残された人々の悲惨な状況の描写も相まって、ちょっと微妙な読後感。2024/10/08

rosetta

35
★★★✮☆連想したのは銀河鉄道999の装甲車両。戦争は嫌いでも男はこうしたギミックに惹かれてしまう?大戦末期、ノモンハンで部下を全滅させた生き残りの列車隊長の朝倉は巨大砲列車の輸送を命じられる。乗り込んできた赤十字看護婦のほのかの博愛精神に次第に影響されていく。ノモンハンの経験から部下を慈しみ命を惜しむ朝倉の正義感も、醜い上級将校との比較もあってとても気持ちいい。満鉄整備士の宮部老人、仏の井先任、拾われた赤ん坊ら脇役もいい。愚かな戦争という行為を許してはいけないという思いがひしひしと伝わってくる2024/09/17

ren5000

28
ソコレという装甲列車というのは初めて知った。それに乗って敗戦直前の満州を走るハラハラドキドキのノンストップのエンタメ戦争小説。乗車してる人たちのそれぞれのバックグランドも絡めて非常に面白く戦争の悲惨さが伝わる内容でした。映画化しても面白そう。2024/10/12

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