ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件

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ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件

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  • サイズ 46判/ページ数 571p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834253580
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

長らく入手困難だった橋本治による幻の傑作が遂に復刊!!

僕、分ったんです。人を探るということは、実は、それと同じ分だけ、自分自身を探るということが必要なんだということに。
これが僕の探偵法、だったのです──
1980年代、東京ーー東大出のイラストレーター・田原高太郎が、鬼頭家で起こった殺人事件の謎を解く、橋本治による青春ミステリーの傑作!

仲俣暁生氏「では、これから私たちは「なにをしたらよい」のか。その答えは、十年の時を隔てたこの二つの「政治小説」のなかにすでに書き込まれている。」(解説 十年の時を隔てた二つの「政治小説」――『人工島戦記』と『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』より)
橋本治【はしもとおさむ】
1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」が小説現代新人賞佳作入選。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞、18年『草薙の剣』で野間文芸賞受賞。2019年1月29日逝去。享年70。

内容説明

僕、分ったんです。人を探るということは、実は、それと同じ分だけ、自分自身を探るということが必要なんだということに。1980年代、東京―橋本治による青春ミステリーの傑作。

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」が小説現代新人賞佳作入選。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞、18年『草薙の剣』で野間文芸賞受賞。2019年1月29日逝去。享年70(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

167
橋本 治は、学生時代からずっと読み続けている作家でした。未読の本書が復刊されたので読みました。本書は、横溝正史オマージュ青春ユーモアミステリでした。しかし村上春樹まで引用されているとは・・・ https://hb.homesha.co.jp/n/n9f565500703c2023/02/07

えも

23
懐かしいなあ、復刊ですよ。といっても実は読んではいなかったんですけど▼ホント懐かしい。時代背景が高校〜大学時代、文体はあの、嵐山光三郎や椎名誠なの昭和軽薄体。何しろ昭和軽薄体は太宰治の「女生徒」を持って嚆矢とするからなあ(嘘)▼懐かしいのは、橋本さんの言い回し。なんとも含みのある、持って回ったようなアレですよ。それで青春小説と昭和の家族小説をやるんだから、全く懐かしいこと、この上ない♪2023/02/16

20
これは1983年に書かれていて、それはわたしの生まれるより10年以上も前で、現在からはだいぶ過去に遡るけれど、まったく古臭さを感じさせない小説だった。橋本治さんの小説は初めて読むけれど、文体にもすぐに慣れて、ちょっとふざけているようなところも愛おしく感じる。余談だと思っていたところが実はこの小説の重要な部分で、余談だと思って読み飛ばさなくてよかった。ページ数は多いけど読むのが楽しくてあっという間で、終わるのが少し寂しい。終わってほっとしている気持ちもあるけれど。こういう名作がまた復刊してくれたらいいな。2023/09/09

A.T

20
不思議なストーリーだ。個人的には似た読後感がこれまで2度くらいあった。同じく橋本治の「草薙の剣」と川端康成「山の音」だ。祖母(祖父)、母(父、叔母)、娘(息子、嫁)がひと家に暮らす家族の世代間の断絶と歴史がテーマ。時は昭和58(1983)年1月15日の成人の日、一家の祖母が絞殺されることから始まる。横溝正史の「獄門島」と「犬神家の一族」、中井英夫「虚無への供物」をオマージュするサブカル風の仕上り、シリアスとおふざけが入り混じる。橋本自身が70年安保に東大生だった「呪われた世代」というのが終生のテーマに。2023/02/18

練りようかん

9
著者自身を思わせる主人公だが、小説家ではなく探偵やってたってその他諸々設定が可笑しい、取り敢えず騙されちゃってくださいとあったので飲み込む。このノリがいいなとワクワクした。コンセプチュアル・アートの図がかわいい。昭和58年1月の出来事を4月に書くという形式で殺人事件が展開、しかし推理の対象は僕が書こうとしてることで犯人じゃないことにえー!っとなる。遊びと真面目の同居、横溝ミステリと橋本ワールドの融合、特に“殺人事件に於ける都市と記号論”が面白かった。探偵側の都市に丸ノ内線の大学街を絡めたのが流石の着想だ。2024/04/23

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