目次
なにゆえに無名の詩人たちはいつになっても無名なのか
二匹の金魚に鞍おいて、アラスカまで泳いでいきたいかい?
州立精神病院からの一通のラブ・レター
ぼくは眺めていた 世界が苦もなく滑るように通りすぎてゆくのを
いつもいるんだ、惑わされているやつが
実験的ドラマ三作
著者等紹介
ブローティガン,リチャード[ブローティガン,リチャード][Brautigan,Richard]
1935年合衆国ワシントン州タコマ生まれ。小説家・詩人。84年、ピストル自殺
藤本和子[フジモトカズコ]
1939年東京生まれ。翻訳家・作家。現在合衆国イリノイ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
42
はじめに書かれていたとおり、アメリカならではの作風。日本人には、伝わりにくいテイストがあるが、自分の好みにはピッタリ。どこか、懐かしさを感じるので。ユーモア、諧謔、お遊び、いろいろな要素が詰まっていて飽きることがない。読み人のこれまでの経験によって、受けとりかたがかなり違うのだろう。2022/05/02
yooou
7
☆☆☆☆☆ 今まで解っているつもりでいたことが、実はほんの僅かでしかなかった事が解った。最後にでるべくしてでてきたかのようなこの本は驚くべきものでした。2010/05/03
cymbal
7
ブローティガン、ほんとの最後の作品集。もちろん万人に受けるような人でもないとは思うけど、心の柔らかい部分には間違いなく響く言葉がすごくいい。2010/03/03
ichioka
6
ちょっとドキドキしながら読んだ。期待を裏切らない作者と訳者。ブローティガン的メタファはもちろん散見される。江國氏の指摘にあるようにそこには雨がたくさん、空もたくさん、墓もたくさん。とはいえ他の作品に比べて愛だの恋だのがけっこう直截的に語られている。瑞々しく(若々しく)感じたけど違うかな。谷川俊太郎『二十億光年の孤独』を読んだときと似た感覚を覚えた。今んとこ2010年新刊で一番。素敵な本です。2010/03/19
樽
5
若い頃のブローティガンもめっちゃブローティガンだった。手元に残してあるブローティガンを読み直すことに決めた。2022/10/08
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