感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白のヒメ
48
3万年前の原始時代、猿の容貌に近いネアンデルタール人の一族に、家族を失った白人の容貌に近いクロマニヨン人の少女、エイラが助けられる。体格も能力も生きる掟もまるきり違う一族にエイラはなじんでいき、精神的肉体的に能力が上をいく少女の行動にネアンデルタール人一族も戸惑いながらも一目置き始めた。けれど絶対男尊女卑の一族の掟の中で、エイラが子供の命を助けるためといえ死罪を免れぬ行動を起こしてしまう。さて、エイラの運命は・・・。ワクワクが止まらない!!こんなドキドキ感は「獣の奏者」以来です!!ハラハラしながら下巻へ。2015/11/25
かっぱ
26
【図書館】以前に勝間和代さんが紹介していたので知った本。ネアンデルタール人の中にあっては異種であるクロマニョン人エイラの成長物語。何気なく読み始めたが、随分と長いシリーズのようです。分厚く、重いこの本をどこまで追えるかわかりませんが、続きを追いかけていきたいと思います。一族の中で女がしてはいけないということをしてしまったエイラの運命は。2015/01/09
マッピー
15
主人公の少女エイラは、5歳の時に大地震で家族を喪ってしまいます。たった5歳の少女が生き延びるには自然は厳しいものですが、命を失う寸前にやはり大地震で住む場所を失った一族に拾われます。エイラはクロマニオン人、一族はネアンデルタール人。上巻ではとりあえず、エイラが一族に受け入れられていく過程が書かれていますが、わかり合うまでにとてつもない苦労があります。ネアンデルタール人とクロマニオン人の生活なんて想像もできなくて、次のページをめくる楽しみは最初から最後まで続きました。続きも楽しみ。2024/09/25
どら母 学校図書館を考える
7
懐かしい。繰り返して読んだ。 人類の進歩の過程を観察しながら、いつの世も変わらない営みや感情を思う。2017/06/17
北条ひかり
5
8時間16分。音声デイジー。日本点字図書館と音訳者さんに感謝。2017/01/01