内容説明
自衛隊、日米安保、憲法、経済、政治改革、日本をめぐる重大問題がすべてわかる!激動の時代を読むための一冊。
目次
小泉内閣は生き残れるのか
廃墟からの再生敗戦国・日本
自衛隊が生まれた憲法をめぐる論議始まる
自民党対社会党~「55年体制」の確立
安保条約に日本が揺れた
総資本対総労働の戦い
日韓条約が結ばれた
教育をめぐって抗争が続いた文部省対日教組
豊かな日本への歩み高度経済成長
「公害」という言葉が生まれた
沖縄は返ってきたけれど
学生の反乱に日本が揺れた
日本列島改造と田中角栄
バブルがうまれ、はじけた
連立政権の時代へ
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県生まれ。NHKに入局し、松江放送局、呉通信部勤務を経て報道局社会部へ。記者としてさまざまな事件、災害、消費者問題などを担当する。首都圏向けニュース番組のキャスターを5年つとめた後、1994年からNHK『週刊こどもニュース』のメイン司会として出演。NHK報道局記者主幹
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
31
初読。あやふやなまま過ごしてきた出来事の側面を知ることができる。今回は特に労働組合やスト、学生運動について、知りたかったことが書かれていて助かった。2013/05/11
magic makky
9
【感想】沖縄、公害、日本赤軍、バブル‥なんとなく知っているようで知らないことばかりだった。新聞やテレビなどでニュースになっていることがあっても、その背景を知らないと正確な判断や評価は難しいとあらためて感じた。また、それぞれの項目について、いつ、誰がどのように行動すれば問題とならなかったか?と考えてみると、政治などの判断がいかに難しいかと感じた。今後この本は一つのバイブルとして手元に置き、ニュースで関連することが起きた時に改めて本を開いて確認してみようと思う。2020/09/17
ばななうゆ
8
戦後の日本現代史まとめ。自民党vs社会党、総資本vs総労働、公害など常に闘ってもがいて現在の日本がある。辛いけれど闘ってきた全ての人に感謝したいと思えた。私たちも事なかれ主義に陥らず闘っていかねば。より良い明日を迎えるために。自民党議員からも慕われたという村山富市元首相に興味が湧いた。眉毛が長い人という印象しかなかったから。2021/04/26
なつき
7
『そうだったのか! 日本現代史』読了。池上彰氏の名前での大判本です。もちろんのこと「現代史」だったけど、出版年が2001年ということだけ留意が必要かな。それをふまえたうえで、当時の「世界観」や「歴史観」はどうなったのか、また池上氏がどのように見通してたかと読むと、おもしろかった。2017/12/29
ひなちゃんママ
7
戦後の政治の流れ、安保、全共闘…おぼろげにしか知らなかった時代のことが、少しだけ分かった気がする。数十年前の日本のことなのに何も知らないんだなぁと実感。2009/09/09