出版社内容情報
文化祭の準備が始まる中、高峯は文芸部兼演劇部の三毛森から、文化祭での公演に出ないかと声をかけられる。三毛森から詳細を聞くうちに「作ること」を楽しそうだと感じた高峯はその誘いを承諾する。登下校中、楽しそうに演劇の話をする高峯に対して、咲倉は文芸部がなくなってから何もしていない自分に引け目を感じるが……。
友情でも恋愛でもない、特別な関係性を育む少女達の青い春、感化の第3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
14
「こんな話…突然でびっくりすると思うんだけど…その…っ――え…っ 演劇にご興味は ありませんか…!?」文化祭で公演を行う演劇部から、ある役をやって欲しいと 言われ、引き受けた高峰。文化祭に向けて、頑張る高峰の姿に、自分は何もしてない と思ってしまう咲倉。モヤモヤしてしまう中で、廣瀬からかけられた言葉で ある決意をする咲倉。高峰のアシストと、咲倉の起こした行動が、次の巻では 結実しそうな気がします。派手な展開はありませんが、温かい雰囲気がぴったりあう 作品で、いい読後感を得られます2025/02/14
イーダ
9
演劇で目覚めた高峰さん、そこからまた色々悩んだり考えたり。いいな~こういうの、いかにも高校生らしくて良いです。最後にまた前向きになれていくのがこの作品の好きなところですね。咲倉さんも、ただ悩んで動かないだけの女の子じゃないのがとてもいい。2025/01/01
幸音
6
自分がモデルになった脚本を読み、演劇部の文化祭公演に参加することになった高峯さん。今までならやる気もなくて頼まれてもやらなかったと思うけど、読書をきっかけにものづくりができてら楽しそうだと感じたからこそ。アドバイスを受けて、自分の目の前に立つ相手としてイメージしたのは咲倉さん。それだけでぐっと変わるものなんだね。文化祭当日、王子様を演じるためのウィッグでかなり雰囲気が変わった高峯さんかっこいい。高峯さんが、咲倉さんが一宮の文芸部の活動に参加できる話をつけたのに知らないふりしてもバレバレでかわいい。2024/12/22
オジャオジャ
5
演劇活動でキラキラし始めた高峯さんを観て焦るしおちゃん……ラブ……になった😭😭😭😭😭しおちゃんのために密かに不器用に一宮と二葉の文芸部の仲を取り持ってあげる高峯さん素敵😭😭😭😭😭皆とは一線を引いて傍観者を気取る羽鳥のキャラの掘り下げも始まりますます青春群像劇っぽくなってきましたわね😭😭😭😭😭2024/12/27
もっち
4
それぞれの役割にモチベーション高く取り組んでそれが噛み合っている演劇部すごくすてき 劇のストーリーもいい話だった…実際見たら泣いちゃいそう あと咲倉さんのいじらしさにぎゅっとしちゃう日向好き2024/12/19