出版社内容情報
あの場所はな 人が住むような所じゃねぇんだよ……
自分たちの力で生きていくことを決めた少年と少女。しかし二人が身を寄せたその場所は、人が住むべきところではなかったのだ…。「黒百足」
夜9時と深夜2時に響く、アパートの壁を叩く音。そこに潜む恐ろしい秘密とは? 「壁を叩く音」
表題作のほか「におい」「おシカさん」など全10編を収録。
【コミック版監修:木原浩勝】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
21
原作で小品なものが漫画家らによりまた全く異なる味わいに。漫画第五夜くだんモノを単身手がけた萩原玲二狙いだった(イメージ広がりが素晴らしい)が他も全て面白い。おシカさんは語り手が吉田豪にしか(笑)。新耳や平山クラスにもなるとそう画力翻案力劣る人はつかない(ナマい話だがかつて人気あった方が年経てこのジャンルや実話モノ描いてたりする)、特に新耳は映像、漫画とも実力者が新構築してる気が。電書化も進み(安いし)スルーしてた読み鉱脈見つけてしもた…。作曲家が曲作っても演奏者や指揮者で全く変わるように組み合わせ無限だ…2015/09/15
小夜風
19
【所蔵】百足の絵が怖くて正視出来ず…。全体的に新耳袋っぽい小さいお話が10話。2014/06/29
ぐりとぐら
6
いわくつきの建物を中心にした巻。後半は、結果よかったねという話だった。怖さは、そこそこ。2017/06/23
こらぴし
1
「新耳袋 第3夜」である あとがきによると第10夜までやる予定だとか この本を読みながら、またも「クオリア」を思い出す僕 関連の無い複数の刺激が、何かの拍子に合わさった時、そこにひとつの像が結ばれてくるということもあるだろう そんなこともあるだろうと2006/12/12